内容説明
江戸の町方同心を退き、寺子屋『百花塾』の手習師匠として八王子宿にやってきた大窪伝次郎。かれを待っていたのは、様々な事情を抱えた個性豊かな子供たちだった。親分肌で家族を養うために手段を選ばない龍馬、千人同心の父親に反発する総司、母親が江戸に駆け落ちした小五郎……。次々と起こる難題に、伝次郎は師として、一人の人間として子供たちと向き合っていく。師弟の情愛に胸が熱くなる連作時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
115
伝次郎さんと、百花塾で学ぶ子供達の物語なんだがちょっと絡み方が?の感じがしましたがシリーズになるのかな。2016/09/22
ともくん
42
著者は、脚本家であるだけに、読みやすい。 スラスラ読める上に、頭の中で情景が浮かびやすかった。 子供たちの、天真爛漫な様が目に浮かんだ。2021/01/25
み
19
う〜ん、何か物足りない^^;キャラは好きでした♪血のつながりは、切りたくても…、ってのはあるんでしょうねぇ。2016/11/06
あかんべ
8
幕末、千人同心の八王子。江戸を離れ寺子屋の師匠となった伝次郎。子供を取り巻く家庭事情は決して安穏としたものではないが、師匠として精一杯の努力をする伝次郎今後の行く末はどう展開するのか。2014/09/13
Ishiko
4
ちょっと期待外れでした。人情物ということですが、大人の事情ばかりが気になり伝次郎と子供たちの絆も弱いように思えます。2015/07/03