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内容説明
「大地はこの身体を受け入れてくれない」。十四歳の少年と少女、吸血鬼となったふたりの運命は…。ワールドワイドに熱狂的ファンを持つ日本漫画界が誇る魔神・丸尾末広、美しさと残酷さに溢れた代表的傑作長篇が、手に取りやすい新装版として、待望の刊行!(全2巻)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青蓮
65
「笑う吸血鬼」第2巻。吸血鬼と言うと一般的には永遠に若く、不老不死のイメージがあるけれど丸尾末広さんが描く吸血鬼は違う。普通の人よりも早く老いてしまうのだ。最終章のタイトル「血は永遠ではない」というのが呪われた者の悲しい運命のように思う。そして老いたまま、尋常ではない長い時間を生きなければならないのは想像を超える苦しみだろう。「死」は人にとっては最大の苦痛であるけれど、見方を変えれば「終焉の安らぎ」なのだ。血の呪いから逃れられない耿之介と瑠奈は飢えた喉を潤す血を求めて、今夜も闇をさすらう。彼等は何処へ?2016/09/27
碧海いお
3
完結。ホラー漫画をあまり読んだことがないのか、結構きつい。ホラー=グロテスクなものがあるのは知ってましたが、それ以上にエロティックな描写が。けど、特殊性癖な方以外はう~むという感じかと。。 登場人物が中学生というのがまた。 漫画から読んだ方は舞台化すると発表した時、おそらくは驚いたんでしょうね。2021/05/06
Susumu Kobayashi
2
血と退廃、19世紀末のフランス作家、ポール・フェヴァルを思い出した。「頭の中で花が咲くような感じ」って、どんな感じなのだろう。まあ、良い子のマンガではありません。2024/03/11
Mark.jr
2
相変わらずエログロ満載のストーリーですが、日本のアングラカルチャーを引き継ぐレトロで退廃的な絵の動きは、間違いなく他の追随を許さないものです。低予算で映画して欲しいですね、できればモノクロで。2019/07/18
Shun'ichiro AKIKUSA
1
異様に妖しい絵がすべてであって、とくにオチは必要がないのだろう。2016/10/03