日本経済新聞出版<br> 投資される経営 売買(うりかい)される経営

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日本経済新聞出版
投資される経営 売買(うりかい)される経営

  • 著者名:中神康議【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 日経BP(2016/09発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532320867

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内容説明

「なぜあの会社は長期投資され、うちの会社は短期売買ばかりされるのか…。」経営者から見ると、投資家の行動には理解できないことが多いようです。
「うちは長期投資です」と言いながらいつの間にか売り抜けられていたり、業績が悪い競合のほうがむしろ長期に投資されていたり…。
本書では、経営者からは見えづらい投資家の本性や生態・分類を明らかにした上で、長期投資家の投資ロジックを全て公開。長期投資される経営と短期売買される経営の分岐点とはなにかを明らかにします。
巻末には楠木建・一橋大学大学院教授による30頁超の「長めの解説」が。経営者にとっての本書の価値を、楠木先生独特の鋭くも軽妙な語り口で解説されています。「長期投資家が考える良い経営」が理解できます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masabi

15
【概要】投資家の生態を通じて長期投資家と経営者の橋渡しを試みる。【感想】アクティブ投資のすすめ。長期に継続して利益を上げるには経営分析まで行わなければならないと再認識した。競争障壁をもち持続的に収益を上げている企業に投資すること、経営者はビジネスに人材、経営手腕をふるい規律ある経営をすること。本書に登場した本も読みたい。2018/10/18

K.T

7
上場企業の役員限定セミナーというのに参加。そこで受けたセミナーの講師の1人にこの著者の方がいて、色々と話を伺う。その後献本という事で頂き読んだ。セミナーの内容が素晴らしかったので読んだが、本はセミナーの内容をより詳しく書いている感じ。長期投資家の視点で経営を考えており、こういう視点を持って運用している投資会社とwin-winで経営出来たら幸せだろうな、と思わずにはいられない内容。みさきの定理(b+p)mというのは正にそうだな、と腹落ち。当社はbとpには自信あるが、mは是非アドバイスを頂きたい!★★★★★2018/03/16

しゅー

6
★★★楠木建『経営読書記録 表』を読んで再読したくなる。楠木建が本書について書いた解説が、それだけでビジネス書1冊読んだくらいタメになったのだ。解説を踏まえて本書を読み直すと、今さらながらにそのユニークな立ち位置を理解できる。そもそも初読時は、投資家とは華やかに見えても薄利の商売なのだという一番肝心な箇所を読み飛ばしてしまっていたのだから恥ずかしい。当時は数多ある経営戦略本の変種みたいな向き合い方をしてしまったのだ。だから「みさきの公理」にもピンとこなかった。つくづく「先達はあらまほしきことなり」である。2024/02/11

Yasomi Mori

4
今年のベスト本候補。 「長期投資される会社」と「短期売買される会社」で、経営方針上どのようなちがいがあるのかを長期投資家目線で解説。投資家の行動原理を理解するため、上場企業投資というビジネスの付加価値の薄さを説明するところから始まり、バリュー投資家が会社の「絶対価値」をどのようなロジックで算出しているかが明かされている。その公理は、「V(企業価値)は、b(事業)とp(ヒト)の掛け算がベースとなり、その全体にm(経営手腕)がベキ乗でかかってくる」で表現される。この因子のうち、日本企業は「m」の洗練が弱い、2021/03/21

ゆうすけ

4
流石に当代一流の目利きである楠木先生が激推し&長文解説を書かれるくらいの本でした。てか一瞬楠木先生の本かなと誤解するほどです(帯の写真とかも)。ビジネスを取り巻く3つの市場のうち資本市場からみた会社のあり方、関係性がメインのテーマです。「みさきの公理」V=(b×p)mは当たり前のようでいて、このように記述されるととても腹落ちしますね。第2章は少し専門的で僕には理解が難しい内容もありましたが、長期投資家によって「投資される企業」になって優れた業績を残すことが会社が永続的に成長するには不可欠だと痛感しました。2020/12/05

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