文春文庫<br> 逢沢りく(上)

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文春文庫
逢沢りく(上)

  • 著者名:ほしよりこ
  • 価格 ¥652(本体¥593)
  • 文藝春秋(2016/09発売)
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  • ISBN:9784167906955

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内容説明

第19回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作! 逢沢りく14歳、おしゃれなパパと、カンペキなママと暮らしている。タレントのように美しく、クラスメイトからは特別な存在と思われ、みずからもそう信じている。彼女は、蛇口をちょっとひねるように、ウソの涙をこぼす特技も持っているが、本当の悲しみがどんなものなのかは、わからないでいた――。そんな彼女が、ある日、大嫌いな関西にある親戚に預けられることになり……。あたたかな笑いと涙に包まれる感動長篇マンガ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鱒子

75
パパはイケメン社長、ママは完璧専業主婦。絵に描いたような素敵な家庭のひとりっ子 逢沢りく 14歳。無自覚な息苦しさを抱えつつも、他者には繊細な美少女の面しか見せない。彼女の特技は涙をこぼすこと、ただし人前に限る。ーー冒頭の文章が素晴らしくて一気に引き込まれました。漫画ではありますが、これはまさに文学です。下巻へgo。2019/12/15

ケンイチミズバ

60
鳥の名前をみんなで考えるくだりはもう家族漫才。あんな、鳥を「とり」て呼ぶんは俺を「にんげん」って言うようなもんやで!まるで拷問!関西弁しか聞こえない。どうしてここの人達は物事の価値の決め方がおもしろいか、おもしろくないなんだろう。りくの家族のあり方はかなりおかしい(普通ではない)。しかし、関西の親戚はおかし過ぎて笑えました。圧倒的。そして、りくはこのままだと心配。2016/10/03

chiseiok

23
『きょうの猫村さん』がめっちゃ面白いほしよりこさんですが、今回はなんだか雰囲気が違う。多分世の中には逢沢家のような意識の高い(かつ心の黒い)家庭はいっぱいあるんだろうなー。ギャグとシリアスの成分配合が絶妙で相変わらず独特の面白さ(シリアス成分やや多いか)。決して脳天気なだけではなさそうな大阪の大おばちゃんちで、りくはどう変わってゆくのかな。2016/10/16

あきちゃん

21
人の気持ちがわからない、身勝手な母親に嫌悪感が。りくちゃん、辛いなあ。関西で何かが変わるといいな。2017/02/20

こうすけ

19
ふと手に取り買った本。かなり味があって良い。主人公とわりと似た関西への偏見を持って生きてきたが、親戚やクラスメイトたちの会話に笑ってしまう。下巻はどうなるのだろう。2020/12/21

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