内容説明
こんなにも安らかで、優しい死があったのか!?
逝きかたを覚悟してから、本当の人生が始まる
自分の人生が、いつ、どんなかたちで幕を下ろすのかは誰にもわかりませんが、
誰のもとにも死はかならず訪れます。それが生き物としての宿命です。
高齢化社会も待ったなしの今、私たちは「そのとき」のことを真剣に考えなければなりません。
人は、「死」をきちんと自覚し、自分自身の人生に覚悟が定まった時に、
そこから本当に「後悔のない生」を生き始めるのかもしれません。
命と向き合い続けた、看取りの第一人者による幸せな生涯の閉じかたの指南書。
1章 「平穏死」を阻む現代医療の真実
2章 死と正面から向かい合う
3章 凛として、老いを生きる
4章 悔いなく逝くための「入舞」を準備する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
40
読書という感覚無く、読み終える。唯一、「臨終を告げる」ことができる有資格者 医者が語る、モノローグスタイル。内容が極めて平明、解りやすい。だがいつの間にか現代の在り様となったのは伝えんとする、そういったことが抽象的なモノを多く内包する所以であるからだろうか。胃瘻・誤嚥性肺炎・高齢アルツハイマー…色々な方々の姿を見てきた。延命治療のない時代の法が刑法としてある。だから「死」を医者は断定しにくい?癌・アルツハイマ-でいわれる受容5段階。老化そして来る命の終焉にもいえる。それを受け入れる事を説く世阿弥の入舞。2018/03/28
舟江
4
前半の胃瘻の部分は、まだ医療はこんなことをやっているのかと半信半疑であったが、その他の部分は医者としての基本的なことが書いてあり非常に参考になった。世間ではいかに無知な医者が知ったかぶりで医療を行っているかが良くわかる。介護保険に加入された方は、この手の本を一度読むことをお薦めする。2018/09/24
totoroemon
1
平穏死。本来の姿ではないでしょうか。2016/11/02
bambam
0
平穏死で終わりたいな。2019/12/27