角川ソフィア文庫<br> しぐさの民俗学

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角川ソフィア文庫
しぐさの民俗学

  • 著者名:常光徹【著者】
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • KADOKAWA(2016/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044000325

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内容説明

「霊柩車に出合ったら親指を隠す」「汚いものに触れたらエンガチョを切る」。呪術的な意味を帯びた「オマジナイ」と呼ばれる身ぶり。息を吸ったり吹いたり、指を組んだり、呪文を唱えたり……人が行う「しぐさ」にまつわる様々な伝承と、その背後に潜んでいる民俗的な意味を考察。伝承のプロセスを明らかにするとともに、そこに表れる日本人の精神性に迫る。身近な暮らしのなかに、新たな発見を見いだしてきた著者の代表作。
※本書は二〇〇六年九月、ミネルヴァ書房から刊行された『しぐさの民俗学 呪術的世界と心性』を文庫化したものが底本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

鷺@みんさー

43
面白かった!ちなみにいわゆる「江戸しぐさ」の本ではない。内容は一言で言えば「迷信の由来」とでも言おうか。しかしカテゴリ分けされていて、古今東西の様々な由来を詳細に載せていて、かつ絵や写真付きでシンプルでわかりやすいのである。ああ、これあの小説やマンガで見たな…と思うもの多々。息を吹いて毒虫や悪霊を追い払う、独特な手の形から覗いて妖怪の正体を見破る、霊柩車からなぜ親指を隠すのか、等々。具体的な「一市民の語り」も多数入っていて飽きさせない。おすすめ。2018/11/30

マネコ

6
霊柩車を見たときに親指を隠すのは色々な説がありますが、親指の隙間から邪悪なものが入ってくるという考え方らしいです。面白いことに地域を超えて、また少し姿を変え日本各地で共通観念があったといいます。しぐさについてまとめられた唯一無二の本書は柳田國男など民俗学が好きな人にはたまらない一冊だと思います。2019/11/10

ゆうゆう

6
ちょっと難しいけど面白かった。そして、この本の刊行時の大学生と現在の大学生(のごく一部の家の娘)とのジェネレーションギャップも激しい。霊柩車の親指…霊柩車知らないのか?親指隠す?ナニそれウケる?…マジかぁ…。昔からの因習もこうして新時代になるのか。ハレとかケとかわからなくなるんだろうなぁ。2017/10/03

DK-2084

3
★★★★☆2024/12/05

眉毛ごもら

3
日常で行うしぐさについて験担ぎや呪いが関わることに焦点を当てている。全国各地で微妙な変化があり、違いについて考えると面白い。知っているもの霊柩車が来たら親指を隠す。最近ド派手な霊柩車を見なくなったが見たときはついやってしまう。知らなかったもので縁起が悪いと言われていたのはハチワレ猫が縁起が悪いとのことだった。なんでや!ハチワレ猫かわええやん!と思ったが真ん中で分割されるという性質から忌まれたらしい。可愛いのでその風習が廃れてくれて誠に目出度い。2020/03/05

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