亡者は囁く

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亡者は囁く

  • 著者名:吉田恭教
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 南雲堂(2016/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784523265443

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内容説明

亡者の囁きが、時の間に埋もれていた事件の真相を呼び覚ます。
警察を追われて探偵となった槙野康平と、鉄仮面と渾名される警視庁捜査一課の東條有紀が再び躍動する!
「25年前に一度だけ会った女性の消息を知りたい。名前は深水弥生」
盲目の天才バイオリニストの依頼を受け、探偵・槙野康平が調査に乗り出す。調査を進めるうち、深水弥生の恋人が四年前に起きた平和島事件の被害者となっていた事実を掴んだ槙野は、その事件の詳細を調べ直すべく、警視庁捜査一課の東條有紀に協力を求める。そして深水弥生を探すべくさらに調査をすすめた結果、平和島事件の犯人と似た状況で自殺していた人物が浮かび上がってくる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

🐾Yoko Omoto🐾

144
探偵の槙野がクライアントの奇妙な依頼から、謎だらけの事件を調査するシリーズ二作目。ある焼死事件を切っ掛けに繋がった25年前と現在、その意外な接点とは…。このシリーズは、槙野と警察サイドの良好な関係からの連携プレイ、薄ら寒い怖気が余韻として残るオカルトテイスト、そして殺人に使われるトリックの奇抜さが大きな魅力。探偵と刑事の役割を分けることで、情報を多方向から繋げ真相を浮かび上がらせる謎解きの過程と、プロローグを実に効果的に生かす着地点がまた秀逸だ。お約束の長い自白シーン含め(笑)次作も期待の良作。2017/09/20

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

87
85/100点 「可視る」に続くシリーズ二作目。非常に面白くてイッキ読みでした。盲目のバイオリニストから持ち込まれた依頼を調査するうちにたどり着く殺人事件と、不可解な自殺。そこに潜む驚愕のトリックを槙野と有紀のコンビが解明していくミステリー。前作と比べてハラハラドキドキ感は少なくなっていましたが、その分謎解きに重点が置かれていたように思いました。まだまだこの先、このコンビの活躍に期待したいですね。有紀のカッコよさと麻子さんの可愛らしさに脱帽しました。しかし、物語の最後のアレには驚かされましたがね。2017/03/23

モルク

83
「可視る」の続編。25年前一度だけ会った女性を捜してほしいと探偵槙野のもとに盲目のバイオリニストから依頼が。その女性を捜すうちに数々の不明な死があらわれる。そして事件は急展開する。相変わらず想像を超えるトリック。刑事の仮想がそのまますんなり受け入れられる警察も…??…だが槙野と東條刑事が情報交換しうまく連携して事件の真相に迫る。事件が事件で終わらずオカルト要素もたっぷり。納得していいものかと思いつつ、その術中にはまる。今回も一気読みだった。2017/10/28

GAKU

82
私立探偵槙野と性同一性障害の女性刑事東條のシリーズ第2作。25年前に一度だけ会った女性の消息を知りたい。盲目天才バイオリニストの依頼を受け調査に乗り出す槙野。調査を進めるうちに女性の恋人が4年前の平和島事件の被害者となっていた事実が。さらに似た手口で別の被害者もいた事が判明。調査をする槙野と捜査をする東條が、またまた交差して行く。今回は謎解きが中心のストーリー展開でしたが、最後は作者らしいオカルト的な結末も。これでシリーズ4作全部読みましたが、私としてはどれも面白かったです。 2017/08/07

aquamarine

73
シリーズ2作目。ストーリーはとてもしっかりとしていて文章も読みやすいです。探偵槙野と刑事東條それぞれのサイドが別々の事件を追いかけていき、つかんだ事実が徐々に一本に繋がるさまを夢中になって読み進めました。こんな題名で表紙なのに前作のようなおどろおどろしさを感じないままラスト近くまで…って、素直にそのまま終わりはしませんでした。そうか、なるほど、そういうわけで!と思わず納得してしまったけど、受け入れられない人は受け入れられないのかな。私は十分堪能したのでシリーズ続きも楽しみです。2017/08/31

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