言葉ひとつで子どもは変わる!

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言葉ひとつで子どもは変わる!

  • 著者名:安永智美
  • 価格 ¥1,300(本体¥1,182)
  • PHP研究所(2016/09発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569801285

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内容説明

暴力、レイプ、万引き、薬物乱用、いじめ……少年少女の非行の問題はいまだ根深いものがあります。更生への取り組みが成果をあげにくいなか、福岡県警が行なっている取り組みが注目を集めています。北九州少年サポートセンターは教育、警察、医療など組織の垣根を越えて連携しながら様々な少年問題に対応しています。著者安永智美さんはここで少年育成指導官という立場で、少年たちに向き合っています。安永さんは子どもたちからレッド隊長の愛称で呼ばれ、彼らの心に寄り添っています。そんな安永さんは、何人もの少年たちの心の底を覗いてみれば、「生まれついてのワル」はひとりもいないことに気づきました。ではいったい何が少年たちを非行に走らせたのでしょうか――。子どもを闇に駆り立ててしまった親の言葉とは何だったのでしょう? 我が子を救った親のひと言とはどんなものだったのでしょう? 親が気持ちを込めた言葉ひとつで子どもはいかようにも変わるのです。本書では子どもに伝わるひと言、子どもの心に届く言葉について、安永さんの指導体験をもとに考えながら、子どもたちを犯罪の加害者にも被害者にもしない教育のあり方を探ってまいります。凄絶な少年非行の現場で、子どもたちに向き合い、話を聞き、声を掛ける。その地道な活動の中で培った子どもへの接し方は、子育て中の親御さんたちにたくさんのヒントを提供し、大きな励ましになるでしょう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Maki

12
北九州少年サポートセンターのレッド隊長。少年育成指導官。警察官ですが、悪いことをする人は捕まえてやる‼という警察官のイメージとは違います。先日、著者の講演を聞きました。問題児は問題を抱えている困っている子。それには必ず根っこ(理由)があり、助けてと問題を起こす事で表現している。根っこは傷つき枯れていたり、間違った愛情の与えかたで根腐れをおこしていると。著者の活動は多岐にわたります。近くに困った子=困っている子がいたら相談してみてください。こういうところがある事を頭の隅に覚えていてください。2017/11/06

タミイ

3
北九州少年サポートセンターの少年育成指導官として、数多くの非行少年と向き合ってきた筆者の講演を本にまとめたもの。取り上げられているエピソードは、家庭で虐待を受けている子や犯罪を繰り返す子、薬物依存症の子など、どれも深刻なケースばかりなのだが、決して我が子とは無関係ではなく、家庭や子育てにおける大切なことを改めて気づかせてくれた。子どもの非行は傷ついた自分を守るヨロイ。話を聞いてやること。子どもの存在にただ感謝して愛してあげること。親の価値観を押し付けず、「 許して、信じて、待つ」ことを実践しよう。2018/06/22

ネル

2
子どもを持つ親に読んで欲しい。こういうことを教えてくれる人がたくさんいたら、悲しい想いをする子どもも親も減るのではないか。非行に走ったり問題があると言われる子どもに対峙したケースを紹介し、分かりやすく子どもとの向き合い方を教えてくれている。読んで良かった。2020/09/27

kakoi

1
たまたま仕事で作者さんの講演を聞く機会があったのですが、涙涙の講演会でとても素敵なお話しが聞けました。いそいで書籍を注文購入し、読みきりました。講演された内容と同じところもありましたが、子供と一生懸命向き合ってきた作者さんの経験を読むと、非常に勉強になります。 まだ親になったことはありませんが、いつか結婚して、親になるとき、この本に書かれていることを頭の隅に入れておきたいです。2014/11/14

ゆうゆう

0
困った子は、困っている子。なる程。そうだろうなぁ。愛情なしには人は育たず、人は生きない。自分も、いつかは大人を代表しての「ごめんなさい」が出来る大人になれば、救われる子がいるのかな?2014/12/28

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