内容説明
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本書は、中学・高校で学習した初等幾何学の知識をもとにして、それに続く、より高い程度の部分について述べたものである。また、初等幾何学にも変換の考えを導入して教授する傾向に配慮して、平面上の点変換の章を設けて、かなり詳しく扱うことにした。なお、問題には基本的なものをなるべく採用する反面、内外の書物、雑誌などで見かけた面白い問題や、著者の気づいたもの等を入れて、新鮮味を出すように努めた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
4
平面での幾何学についてで、中学、高校で習うレベルの少し拡張した内容です。有向線分や有向角といった大きさだけじゃなく正負があるものや、それを考慮に入れたメネラウスの定理とその拡張など。合同変換や相似変換を使って共線(複数の点が一直線上にあること)などを証明したり、いろいろな証明法があるのが実感できます。中学レベルでわかる内容は詳細まで書いてませんが、それ以外は丁寧にかかれているので非常にわかりやすかった。著者の名前がついた定理とかは普通にすごい(高校のときに発見したとか)。2024/12/12