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内容説明
「私は、若年性パーキンソン病です」
「外食業界のファンタジスタ」の異名をとる、ダイヤモンドダイニング社長・松村厚久。熱い情熱と才気迸る男を襲った過酷な運命は、彼をさらなる熱狂へ駆り立てる。小松成美、渾身の書き下ろしノンフィクション。
日本の外食業界に常に新風を巻き起こし続ける「ダイヤモンドダイニング」の創業社長・松村厚久。彼の外食業界における評判は、凄まじい。「フード界のファンタジスタ」「食とエンターテインメントを融合させた天才」「レストラン業界のタブーに挑んだ男」と絶賛される一方、特異な経営方針や出店計画の度重なる見直し、他にはない個性的なコンセプト主義を表して「異端児」「無計画経営者」「目立ちたがり屋」「ビックマウス」と揶揄されることも少なくない。
高知から上京、サイゼリヤでのバイト、ディスコの黒服、日焼けサロン経営を経て外食業界に参入した松村は、奇跡の100店舗100業態を達成。2015年7月には、東証一部上場を成し遂げる。しかし、彼は熱狂的に働きながら、「若年性パーキンソン病」という過酷な病と闘っていたのだった。苛烈な人生を、全身全霊で生きる一人の男を描く、渾身のノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
33
パーキンソン病になった外食企業経営者、松村厚久さんのノンフィクション自叙伝。最近はあまり居酒屋さんにはいかないので、彼の経営する店は行ったことはない(と思う)。純粋なヒト物語として楽しみました。バブル世代の経営者仲間との交流よりも、彼の人となりが滲み出る高知での幼少期や大学生の時のバイト話、パーキンソン病の闘病などの場面の方が断然面白い。持っている熱量がすごい。最近、映画にもなったそうです。2018/12/14
ゆうきなかもと
10
本当に強い男とはこの人のことだと思う。 僕は、この本を読みながら、自分を恥じたり、情けなく思ったり、何度したことか。 松村厚久 ほとんど世界最強の男だと思う。 何週間か掛けて読みながら何度涙を流したことか。 本当に同時代に、こんな強い男らしい男がいるのかと、思いながら読んだ。 魂が震えて震えて、読み終えた今もこの気持ちをどう処理したらいいですのかわからない。2017/11/24
おおとろ|内省的ストーリーテラー
8
☆☆☆ 再読2021/10/18
Yuki Ban
7
とことん利他主義だからこそ、どんな状況でも自分を奮い立たせることができるし、周りの人たちも協力してくれるんだなと思いました!人としての魅力が最高だからこそ、パーキンソン病で絶望を感じても、一号店出店前にコック陣に逃げられても、震災後の倒産の危機にあっても、自力で他力で乗り切れるのだな!想いを実現するには周囲への想いやり、なにもかも呑み込む熱狂が必要不可欠なのだな!また目標となる人物に出会えてよかった!DDのお店にはいっているかもしれないが、松村さんの世界を体感しに一号店のヴァンパイアカフェにいってみよう!2019/03/02
フーシェ
6
★★★★☆ダイヤモンドダイニングの松村氏を描いたノンフィクション。店舗にはいくつか行ったことがあるが、確かにコンセプトがしっかりして、ややアッパーで美味しい店であった。パーキンソン病と闘いながら夢を実現していく生き方には感銘する。2017/03/08
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