内容説明
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凡ミスから偽装・隠蔽まで「現場の失敗を網羅、設計・施工トラブルを防ぐ現場の対策を提示します。
建設専門誌「日経コンストラクション」が取材した設計・施工ミスや事故の実例を、橋や道路など構造物別に詳しく解説しました。
重大事故に加えて、会計検査の指摘事例も豊富に掲載し、技術者が犯しやすいミスを紹介します。従来の建設業界の常識や技術的知見では想定し得なかった品質トラブルにも焦点を当て、設計・施工の現場に潜む盲点をあぶり出します。
最近発生したマンションでの杭の施工データ改ざんや羽田空港をはじめとする地盤改良の施工不良隠蔽なども取り上げ、現場の品質管理の在り方に警鐘を鳴らします。
もちろんミスや事故の内容を詳説するだけではなく、メカニズムや背景を明らかにし、トラブルを防ぐために現場でできる対策も提示した、土木・建設実務者必携の一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
33
#感想歌 年1件三人以上の死亡事故大丈夫だろう防止できない(p.213) 危険予知加減均衡零和なら負荷増加せぬ理想論だが 事故教訓生かされないか生かすかは長期戦略上は有用 #短歌 穴掘ってみなきゃ分からぬ図面では現地現物原理原則 事故情報地図に埋めよう公開(open)で悪用防止並列検討 分析の手法体系再発を防止するためHAZOPしてね 2017/04/01
サンセット
2
建設業のトラブルはあまり知る機会がないけど、高速道路の橋桁が落下したり(地盤沈下してジャッキが緩んだ)、沖ノ鳥島で桟橋が転覆したり(クレーン車両を計画通りに配置しなかった)、派手な事故が載っていて度肝を抜いた。理論的な事故分析もあれば、対策として推奨する具体的な施工方法も載っていて、その業界の人にとっては必須の本なんだと思う。2020/03/16