内容説明
彼女と出会わなければ俺は脳内で幸せに生きていられたのに! 前人未到なほど前途多難な恋がはじまる。友だちもいない、女にもまったくもてない。唯一仲よくしてくれていた大切な妹は、暴漢に撃たれ、意識不明の重態。心和むのは、自分の部屋でガンプラを作っているときくらい……。不幸の女神に愛された男、八木剛士の前人未到なほど前途多難な恋。やっと訪れた「青春」が剛士にもたらすものは? 結末圧倒的感動必読!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
年中古本派・文花
14
ラストの展開は予想外だった。冒頭から、ずっと愚痴ばかりだったからこそ活きてくる展開。何度も挫折しそうになったけどw浦賀作品に対しての試金石になりそう作品2013/03/21
六
7
なんだろうこの本は・・・・斜め読みをした。内容は苛められている主人公が苛めているやつらへのうらみつらみ、あとはエロイ妄想の数々。ひどすぎてよめない。あと読メ内でこれを読んだ人たちがクリスマステロルも読んでいるようで、それに似ているな~って事を言っている。ミステリの書き方はまぁノウハウ的に書いてあった気がする。。。。というかクリスマステロル結構有名なのかな。2010/10/24
しろ
6
☆5 え、なんだこれ?まあ、ある意味では著者の作品のすべてに付随してくるこの感想なのだが、この作品においては殊更そう言えると思う。「ミステリの書き方」がどうとかあるけれど、それを皮肉るかのようにまったくミステリ的ではない。とにかくひたすら、主人公のぐじぐじとした内面世界を描いていく。自分へのコンプレックスにイジメへの不満、純菜への恋心や嫉妬、そんな感情が渦巻く文章には圧倒され、ごちゃごちゃになった。エンディングだけは爽やかだが、それまでは…。これがシリーズの後に繋がるかもしれないのが著者の怖いところ。2012/04/29
ソラ
4
【読了】2020/11/07
CCC
4
オタク必読。不快になるかもだけど(笑)。すざまじい妄念が漂っている。終盤で急激にさわやかになったのには笑ったけれど、それも悪くなかった。というかすごく良かった。お陰で完成された青春小説になった、んじゃないかと思う。必ずしも登場人物の主張=著者の主張ではない事に留意して読むべし。2013/05/17