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内容説明
鉄道旅がもっと楽しくなる蘊蓄が満載! 『日本鉄道旅行地図帳』の監修で鉄道ファンから熱く支持される今尾氏が、「線路」をキーワードに鉄道旅の魅力を語り、その背景にある近代鉄道史を明かす! (講談社現代新書)
目次
第1章 線路を観察する(線路の幅はどうなっているか
距離標を楽しむ)
第2章 いかに山を越えるか、いかに曲がるか(全国の急勾配区間
汽車はいかに峠越えしたか
カーブを曲がる技術)
第3章 車窓から見えるもの(車窓からいろいろな地形を楽しもう
長老トンネル物語
鉄橋あれこれ 高い橋、渡らずの橋、川のない橋
名称のルール)
第4章 「線路」を知る(鉄道の線路名はどうなっているのか
乗り換えの話
全国ナゾの線形めぐり
路線変更には理由がある)
第5章 鉄路でたどる鉄道史(何のために作った鉄道?
引込線が語る近代史)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつJapan
14
図書館本。2009年著で、まだ餘部鉄橋が掛け変わっていない時代の本です。鉄路の幅、距離標、何のために作ったかが面白かったですが、基本的には鉄道マニア向けのトピックスです。2022/08/18
たくのみ
10
浅いようで深い、鉄道あるあるネタ本。広く網羅されており、著者の守備範囲の広さにおどろかされる。図版が多いのもとても読みやすい。不思議な路線や謎のトンネルなどが「我田引鉄」伝説が生まれるが、実は理由がそれぞれあるらしい。きちんと歴史を知ることは、どの世界でも基本ですね。2013/12/04
あらあらら
7
ファンにはたまらない一冊。タイトルより大きい字で「鉄道旅に出かけよう!」と帯にあり、これがタイトルと思って検索してもでないはずだ!2014/11/27
shigoro
6
出だしの線路幅や標識、スイッチバックなどは文章に入っていきやすいが、途中から全国津々浦々にある線路を説明されても、地元や知っている場所でないと興味があまり出てこないな(汗)。トンネルランキングとかは要らないわ。それでもカーブや踏み切り、路線変更など街とともに成長・発展してきているのは時代を感じさせてくれる。まぁ普通の人から見れば中級クラス、鉄オタだと入門書って感じかな。 2012/06/19
ぺーいち
6
地図のプロが鉄道を読み解くとこうなる。車両を愛でるでもなく、風光明媚を楽しむでもなく、旅グルメに舌鼓をうつわけでもなく。線路脇にたたずむ距離票の解読や、急勾配・急カーブをいかにクリアするかの線路敷設上の工夫などなど、わかりやすく解説。2010/06/24