内容説明
寛弘5年(1008)初夏。「殿、私を離別してくれ──」。〈神の子〉宮からの突然の申し出に、身分違いの夫・源義明(みなもとのよしあきら)の憂鬱は続いていた。若き貴公子・頼通は宮への想いを募らせ、脩子内親王(しゅうしないしんのう)は無心に宮を慕っている。都では、女たちを誘う怪しげな呪術の噂が立つ。確かめようと誘いに乗った宮を待ち受けていたのは、思いがけない罠だった? 消息を絶った宮に、義明は……!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
17
「斎姫異聞シリーズ」の第九作目。前巻の最後の宮さまの爆弾発言の真意には、ホッとしました!それにしても元方の怨霊はしぶとい。宮さまと元方の戦いが「斎姫異聞」のテーマなのかな、と初読の時は思ってました。読み返してみて、宮さまの自分が何者で何をなすべきかを自問自答することも大きなテーマなんですね。(義明との関係はその延長線上にあるんですね。)歴史上の人物の生死は変えられませんが、媄子内親王の夭折は涙なくして読めません。宮さまと脩子内親王の気持ちがとても痛々しかったです。そして頼通の陰謀にかなり怒りが!2019/09/03
nagi
4
純粋な想いが、いつしかあやかしに変わってしまう。元方の怨霊も相変わらずだし。都の平穏はまだまだ遠い。2018/07/13
punto
0
追記。2004/11/01
しろうさぎ
0
今ならストーカーだね2008/07/20
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