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内容説明
明治維新から日清・日露戦争を経て、「世界の一等国」の仲間入りを果たした日本。イギリスとの条約改正を成功させ、三国干渉を素早く収拾するなど、近代日本の外交の礎を創り上げたのが陸奥宗光ならば、日本の存在をさらに押し上げたのは、陸奥宗光に見出された、この小村寿太郎であるといってよいであろう。英米の力を背景にロシアに対抗し、その後、日本独自の大陸進出を目指した小村であったが……。小村が負わされた外交は、必ずしも順風の中での外交ではなかったのである。本書は、興隆期日本の命運を背負った小村の生涯と日本の近代化の過程を、あくまで客観的に描いた、力作評伝であり、近代史の研究書でもある。小村がこの世を去ったのは明治44年11月のこと。翌年、明治天皇は崩御し大正時代を迎える。明治日本の外交を担った男に運命的な何かを感じるのは、著者だけではないだろう。著者のライフワーク「外交官とその時代」シリーズの第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomoichi
14
長い間本棚で眠っていたのを引っ張り出しました。元外交官が書いただけあって他の作家と違う視点が面白い。又、小村寿太郎と「その時代」についても語るのでそこも面白い。日露戦争に興味があるなら、半藤一利の「日露戦争史」よりもこっちかな。より詳しくなら児島襄「日露戦争」を読みましょう。2020/08/10
バルジ
1
岡崎久彦の歴史叙述は引き込まる不思議な魅力がある。 当時の価値観を尊重しつつも自身の外交観を遺憾なく披瀝し、史料と経験をバランスよく配置した歴史書だからであろう。近代日本最高「政治家」伊藤博文の優れた識見は現代の混迷する世界情勢に対処する上で見過ごしてはならない点である。 小村の功罪を含め近代日本の外交と時代の趨勢を再検討することは決して無益な営みではない。2019/01/29
鈴木尚
0
感想テスト22011/12/22
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