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内容説明
今や日本の風物詩のひとつとまで言われるようになった金鳥製品のＣＭ。なぜ、金鳥はここまでＣＭにこだわったのか？ 金鳥ＣＭの歴史とその制作者たちの証言を集め、その面白さと笑いの秘密を紐解きながら、宣伝部長でもあった社長自身が金鳥ＣＭの実像を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
131
これは面白い本でした。金鳥の宣伝部がかかれたものです。といっても宣伝部は当初は二人しかいなかったようですが。金鳥の蚊取り線香は好きで愛用しています。それだけかと思っていたのですがそのほかにも作られているのですね。コマーシャルも美空ひばりを起用したり、カッパの気ぐるみなど結構泥臭いのですが印象に残りますね。2017/05/30
姉勤
23
「金鳥」のマークでお馴染みの、大日本除蟲菊株式会社。その企業 について知りたければ序章と終章だけを読めばよく、そのほとんどは代名詞たるキャッチーな広告についての裏話やキャスティングされた俳優のインタビューに裂かれる。紙面の４割は空白なので速読家のように読み終わる。広告に対してのクレームに、あって当然、ある事は広告が広くキャッチされた証左とする考えは、ノイジーマイノリティーの抹消要求に粛々と応じる他の企業や法人に、世間に発表した以上、事なかれ主義で済ます事はできないという矜持を見習って欲しいところ。2020/11/06
魚京童！
20
こういうの人なんだよね。トヨタの研究で凡人でもシステムがあれば４世代あとには中興の祖になれるって書いてあったんだけど、そういうシステムを作れるようになりたい。結局今を見る必要はなくて将来どうなっているかなんだよね。2017/04/25
なつみかん
8
今年（2019年）もまたやってきますね〝金鳥の夏、日本の夏〟σ(^^)2019/04/29
たいそ
6
金鳥のCMはどのように生み出されたのか。金鳥のCMは「おまえの話はいつもつまらん」とか「自分の時間が全くないの」とかがけっこう気に入っている。社風というのか、一本筋の通った考えがあり、日用品のCMはどうあるべきかを考えて作られているのがわかった。やはり、他と違う発想（たとえば、「苦情がないようなコマーシャルはみんな見ていない」とか）がないと残れないと思う。「いつの時代でも、コロンブスの卵じゃないが、大発明、大発見は身近なところにある。」2016/10/08
