PHP新書<br> 靖國の精神史―日本人の国家意識と守護神思想

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靖國の精神史―日本人の国家意識と守護神思想

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  • サイズ 新書判/ページ数 382p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569841588
  • NDC分類 121
  • Cコード C0221

出版社内容情報

日本人の国家意識と死生観は、いかに形成されたか。この重要な問いを解き明かすことで、?國神社と日本人の秘密に迫る渾身の力作。

小堀 桂一郎[コボリ ケイイチロウ]
著・文・その他

内容説明

なぜ、日本人は、「公のため」に尽くすのか。「祖先や先人たち」を篤く敬うのか。悠久の日本思想を総覧し、日本人の「精神の核心」を解き明かす。

目次

第1章 英霊祭祀の原型理念(「国事殉難」ということ;「天皇の内兵」の自覚 ほか)
第2章 守護神崇敬の源流(子孫永続の本願・徳川家康;守護神思想成立の環境・本多正信 ほか)
第3章 国家意識の形成―溯及的考察(自国意識の契機、異文化との接触;律令制移入と法治主義の定着 ほか)
第4章 国家意識の熟成―内発的要因(国家学の始祖・山鹿素行;国史編纂の着想・幕府と水戸藩 ほか)
終章 歴史の記憶―その蓄積と再生(「背私向公」と「捨命」の倫理・聖徳太子への追想;柳田國男の悲願・「家」の存続)

著者等紹介

小堀桂一郎[コボリケイイチロウ]
昭和8年、東京生まれ。昭和33年、東京大学文学部独文学科卒業。昭和36年から38年、旧西ドイツ・フランクフルト市ゲーテ大学に留学。昭和43年、東京大学大学院博士課程修了、文学博士。東京大学助教授、同教授、明星大学教授を歴任。現在、東京大学名誉教授。専攻は、比較文化、比較文学、日本思想史。著書に、『若き日の森鴎外』(東京大学出版会、昭和44年読売文学賞)、『宰相 鈴木貫太郎』(文藝春秋、昭和58年大宅壮一ノンフィクション賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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軍縮地球市民shinshin

12
本作と対をなすのが平成29年に刊行された『和辻哲郎と昭和の悲劇』。本書は靖国神社のように国家に殉じた人たちをなぜ国家が祭祀するのか、国家に殉じるとは思想史的にはどのように説明できるのか、を日本思想史の文脈で検討したもの。元々は学術書として出版を考えていたらしいので、内容は結構高度だ。一般の日本人が「国家」を形成するようになったのは著者は江戸時代だと捉えており、武家諸法度をはじめとする江戸初期の法度により、日本は国家としての体裁を初めて整えた、とする。そして江戸後期のロシアとアメリカの外圧により国家が為政者2021/01/20

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