雪の女王

著者名：藤田貴美【著】

幻冬舎コミックス（2016/09発売）

• ISBN：9784344813113

内容説明

雪の女王に連れ去られた幼なじみを探す旅に出た少女・ゲルダ。その旅の途中、ゲルダは山賊の娘によって囚われの身となってしまう。名も持たぬ娘のピュアな愛情に絡め取られたゲルダが見たもの――それは？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mizuki]

帯には新解釈童話と書かれてましたが、結構オリジナルに忠実です。ただ、山賊の娘とのエピソードに特化した感じです。オリジナルでも、そこが一番印象深いところではあります。カイを助けた後に山賊の娘と再開した時、娘がカイに向かって「お前に、世界のはてまで旅に出るような値打ちがるのか?」と、問うのも同じ。あたしのイメージではゲルダがナウシカで山賊の娘がクシャナ殿下なんだけど…(^_^;)同時収録の「肩ごしの月」は、エログロ全開ですね。「真夜中のアヘン」はかわいらしい話でした。

2014/05/18

[しらたま]

閉ざされた世界から抜け出すのは、とっても難しい。実際は閉ざされてる訳でもなんでもなく、自分の思い込みや周囲からそう思い込まされてるだけなんだけど、外的刺激をきっかけに動き出せることもある。

2012/01/11

[小町]

いつのまにか復刊していた。 きみぼく版を持ってるけど、買いましたよ、ファンとして！藤田貴美作品の中でもかなりのオススメ!! またいつ絶版するか分からないので、ちらりとでも興味を持った人は即買を勧める!!!

2008/04/27

[湖濱江波]

アンデルセンの原作を読んだ時から、妙に気になっている山賊の娘。純粋で、独占欲が強くて、でも孤独で、酷く愛おしい。描き下ろしの漫画も物凄く好き。

2010/05/23

[sa-ki]

アンデルセンの童話の記憶があやふやなので、そっちを読み直さないと。読み比べてにやにやしたい。

2009/04/11