さよなら、お母さん - 墓守娘が決断する時

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さよなら、お母さん - 墓守娘が決断する時

  • 著者名:信田さよ子
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 春秋社(2016/09発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784393366387

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内容説明

ベストセラー『母が重くてたまらない』から3年。その後の社会状況と震災後の様相を視野にいれた、今最も必要とされる問題解決の書。本気で一歩を踏み出したい墓守娘のために、より具体的な提言を試みる。娘でもあり、母親でもある(あるいはこれから母になる)読者にも届く一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

72
「ガジュマルとヤドリギ、いずれも植物だが、拘束する母娘の関係を如実に象徴するようだ」(本文)墓守娘たちが「母」を徹底的に解析する目的で著された本書は偶妄を「像を撫で」ることで「世間」と「ふつう」の黄金律を背骨に日本中の空気に瀰漫する言語化できない息苦しさにからめとられる。一個の自由意思を持った人間として生きることが母娘関係の前ではとてつもなく困難な道のりではある。しかしなんとなく思うが自分の人生を親のせいにしすぎるスタンスはどことなく気持ち悪い部分もある。2013/12/07

のんすけ

24
墓守娘、なんだか辛い響きです。自分もある意味そうだから。ただ作中に出てくるような親子関係ではなかったのが救い。子育てに夢中になり過ぎて子どもが自分の一部となってしまうと不幸だね。子どもの成長、親からの巣立ちを喜んで見送る母にならねば。2014/12/12

まいこ

22
架空の一組の母娘のケースが紹介され解説されているが、この母親の、悪気のなさ、自分のなさ、配偶者との終わってる感、それら自分の人生がうまくいってないことを母親をやることで埋めようとしている感じは、あまりにもよくありすぎて、読んでも何が問題なのか理解できない母親も多いだろうな。境界線がひけないのならペットで満足しておくのが無難だろうけど、「世間様」「常識」「普通」を好む人にはできない選択だろうな。 「自分の人生の負債を母であることで帳消しにしようとしていないだろうか」(193頁)。2015/03/09

G-dark

19
過干渉タイプの毒親がいる方におすすめの本。この本で紹介されているエピソードを通して、「自分の親がいかに異常か」を客観的に見るきっかけになります。ノリコ(母親)がカオリ(娘)の自立を妨げるために発した、「反対するのはね、カオリのためなの、すべてはカオリのためなんだから。〜(中略)カオリはママの宝物なのよ、どうして、どうしてなの……わかった、カオリはママを捨てる気なのね」(P58から抜粋)という言葉に、「わたしもこれ母親から言われたなぁ…」と苦々しい気持ちになりました。カオリに幸せになって欲しいです。2019/11/25

ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう

18
んー……すこしうちと家庭環境的なものが違って、前作ほど参考にならなかった…残念。でも明日母親が襲来するので、見せつけるように目立つとこに置いておこうと思う。2018/06/22

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