内容説明
妹命の兄襲来。恋人皇子の忍耐が試される！
紆余曲折の末、ヴォルムス帝国皇太子カリアスの妃候補となったレアティーナ姫。しかし、恋人となった二人の前に、妹を溺愛する四人の兄公子が立ちはだかる！ 彼らの画策によって、そばにいながら触れ合えなくなってしまった二人は……！？ そんな中、皇妃の型破りな提案で旅に出されたカリアスとレア。その途中“恋多き乙女”の改心を頼まれて？ そばにいるだけじゃ足りない！ 好きがあふれるトキメキのラブファンタジー！
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
21
お兄様たちは仕掛けただけで終わりっぽく、この巻のヒロインはアデル、そしてヒーローは人物紹介に載っていないあの人だな…。カリアス王子は不憫度全開でいじられまくってましたね。2015/10/24
秋製
18
少女向け。銀竜姫と・・・」の続き。お后候補として、城に残ったレア。レアを溺愛している兄公子達が城に押しかけてきた。カリアスを目の敵にする公子達に、無理難題を押し付けられた２人。妹可愛さゆえか、単に黒いのか・・。 純真無垢なままでいるように公子達の思惑で教育されてきたレア。自分に芽生えた「初恋心」をああいう方法で自覚していくのはやはり一種の型破りなのでしょうね。2013/05/08
まりもん
11
予想通りレアの兄達は意地悪をしかけてきた。でもその策略を利用してしまうのが皇妃はもっと上手だね。兄達のでっちあげたしきたりのせいでレアが嫉妬などを覚えているとは兄も予想外だろう。 前巻の黒幕だったカリアスの叔父の正体が親ばかの男気のせいだったというものには気がぬけた。2012/08/29
でんか
7
蔵書整理で再読中。今作も、みなさん、気持ちの良い登場人物ばかりで楽しく拝読させていただきました。前巻がわりと恋愛部分は薄かったので、今巻に期待したのですが、さすがというかなんというかたっぷり妨害工作要員が用意してあって、まったくいちゃこらがすすんでなかった(笑)。そんな不憫な王子様ですが、挙句に見せ場まで他のキャラにかっさらわれてましたなー。アデルサイドの話がメインだった感じでした。とはいえ、これはこれで読んでて楽しかったです。2017/10/24
のんたん
6
恋多き女の真相には驚いた。なんか食えない人が周りに多くて皇太子も大変だわ。お兄ちゃん'Sは傍迷惑な人たちだよ。公子全員他国に長逗留って大丈夫なのかなぁ。2015/01/19
