内容説明
「この城は人を喰らうか―」元亀三年(1572年)、武田信玄が上洛を開始。最強武田軍に襲い掛かる毅戮の城の正体とは!?かつてないスケールの戦国時代小説誕生!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamakujira
3
信玄の上洛にあたり、別動隊として進む剣崎弦馬の軍団は奇妙な城に遭遇する。堀も櫓もない小城を訝りながら、力攻めを決意して攻め込んだ部隊を待っていたのは、人を喰らう城だった。今川遺臣と領民の復讐に燃える気持ちに共感すれば、どれほど残虐な殺戮も許せてしまう。信玄の野望を挫くなんて大きな目標がなくても、無力な庶民としては復讐の機会を得ただけでも満足だろう。城の設定はおもしろいし、弦馬と主膳の確執とか庵寿の来歴とか、時代に翻弄される男たちに胸を熱くする物語なのに、スプラッタ小説の印象ばかりが残るな。 (★★★☆☆)2018/03/24
大統領
2
凄惨の一言に尽きる。必要以上に残酷な描写が気になったが、ラストの庵寿と重太郎の十字架を背負っての対峙が印象的だった。城の見取り図が欲しかったな?2019/07/06
Tac
1
某読み放題サービスにて。とにかく前半の「人喰い城」の不気味さが圧巻。全く人影の見えない城の中で、次から次とトラップに引っかかり死んでいく武田軍の惨状は、よく出来たホラー小説の様でした。2017/10/08
正太郎
1
血と油にまみれた攻城戦の話です。ただ、この城は守るための城ではなく、人を食らう城です。城での殺戮がメインですが、鉄砲と大筒の一騎打ちのシーンがあり、これがいい感じでした。利で動くのではない所が好きです。なかなか、どうして面白かったです。2016/08/31
綺楽院 /kiraku-in
1
ふむぅ。映像でみたら面白いか。攻め手が城を抜き、守り手は時を稼ぐという必然が、状況と人も併せ書ききれていない。趣は城の妙ありきだが構造が漠然とし腑に落ちない。結末も曖昧で、信玄や家康がこの始末をどうつけたのかもわからない。あのころの角川映画みたいな、グイグイ感はあって面白かったのですが、なにかずるりとした残るものが足りない印象でした。次作には期待!2016/07/24
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