NHK出版新書<br> 新版 議論のレッスン

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NHK出版新書
新版 議論のレッスン

  • 著者名:福澤一吉
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • NHK出版(2018/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140885529

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内容説明

議論にも、スポーツと同様にルールがある。本書を読めば、国会中継、テレビ討論、ニュース番組を見る目が一変。友人との会話も、会社の会議も、自由自在にコントロールできる。噛み合わない不毛な議論にオサラバを! ロングセラーの旧版に新たな図版・事例を付して、大幅な加筆を施した決定版。

◆「議論」を知ると、いいことが、こんなにある!
1 世界の出来事すべてに対して、自分の見方が変化する。
2 「自分自身のものの捉え方」を知るチャンスが得られる。
3 議論の「内容」と「構造」が別物であることを理解できる。
4 議論の場のやりとりを整理し、まとめる視座が得られる。
5 質・程度・内容に合わせた「議論レベル」を選択できる。Etc.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aiken

17
2018年の本。「独学大全」や「大人のための国語ゼミ」で、論理の組み立て方の重要性を痛感したので読んでみた。演習問題とその回答、社説を用いた議論展開のお手本など盛りだくさん。主張、根拠、論拠、補助仮定などの論理の組み立て方やトゥルーミンモデルとの比較など内容が濃い。が、「議論スキルは諸刃の剣でもある」らしく、スキルがたまたまあったがゆえに、むやみやたらに議論の必要ない場面で試し斬りをし、自分が大ケガをすることもあるかもしれませんとのこと。理系オジサンは試すのが大好きだが、一人修行を積むほうを優先しよう。2021/08/29

Nobu A

14
大津由紀雄先生本で知った著者。「論理的思考」ではなく「思考の論理的表現」は目から鱗。本著は2002年発刊の同タイトル本の18年新版。普段何気に使う「議論」のルールを教示し、事例と共にどのように展開すれば生産的なものになるか解説。トゥルーミンの参照枠と「論証」「論拠」「導出」等のキーワードを使用し、平明な言葉で説明。米国や欧州では公教育で議論の仕方を学ぶ。同調圧力が強く、周りを気にする日本では議論にならないこともしばしば。実りある議論にするためには普段から思考力や論理力も高める必要有り。所々難解だが良書。2022/02/04

RED FOX

14
「今日のお昼はカレーにしようよ」「どうして?」「だって昨日はラーメンだったじゃない」「そうだね、そうしよう」から始まる『議論』のレッスン、雑な私の頭には難しいところもあったが面白かった。実際の国会答弁や社説を批評してるのもスリリング。「主張とは自分と異なる先行意見に対して発せられる反論」。「やはり」の落とし穴も深かった。意味のある議論、わかりやすい議論、心がけたいと思いました。2018/07/18

Don2

10
議論とかディベートとかの本を探すと、かなりの確率で教師向けの本にぶち当たる。内容を読むと、ディベートの教育的意義とかは結構色々書いてるのだが、肝心のディベート技術が薄い。本書はそんな中でも、議論の構造の読み解きにフォーカスを当てた良書。特に、3段論法の"大前提"のうち、暗黙の了解とされているものを指す"論拠"の概念が秀逸。これがズレていて議論が永遠に平行線を辿ったり、実は暗黙の論拠に議論のアキレス腱があったりする。これを踏まえて、議論を一個一個抑えていくための手順も明示されていて良い。2022/10/05

まさや

7
「私のいうことが信じられないのか」この言葉は自分を根拠、論拠としているわけで。 こういう考えだと質問=批判だという判断になるので、怒り出すわけです。「それはあなたの感想ですよね」というと角が立つので、なかなか気を使うものですね。2021/04/13

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