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内容説明
結婚しても、しなくてもいい。それなのに、どうして私たちは“結婚”の2文字に囚われてしまうのか――。国の調査によると、独身の8割は「結婚したい」らしい。でも、結婚したいと言いながら本格的な婚活はせず、参加するのは女子会ばかり、という人も実際はとても多い。「イマドキの女心」は一体、どうなっているのか? アラサー独身女性のかかえる複雑な「結婚したい」という声の正体を、白書やインタビューなどをもとに紐解いていくと、ある本音が見えてきた。29歳の著者による当事者目線の社会学。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
42
何という正直なタイトル(爆笑) 女性の権利拡大はまだまだ夢半ばですが、選択肢が増えたのは事実。迷える大人女子たちに送る、正直な考察にヒヤリかつニヤリです。十人十色で良いじゃないか。2017/06/19
ゆか
40
「東京タラレバ娘」を読みたくなった。これだけ多様化している世の中で、結婚というものに魅力を感じなくなるのは、わかる気がする。本文の中で、家事も子育ても仕事もしなくてはならないのに、何のメリットが結婚にはあるの?というニュアンスの部分があるが、まさにそうだろうなと思う。小倉千加子がいう女性が相手に求める結婚の条件は、学歴に応じて「生存」(高卒女子が経済的に苦しいから)依存(短大女子が実家が裕福で専業主婦を目指している)「保存」(四大卒の女性が結婚により変わることを恐れていた)と変化するとあり、納得でした。2016/04/21
まつこ
23
登場する女性たちの結婚観や現状が、「あるある~」すぎ!共感できる話が多い。30代に入ると、確かに結婚願望は落ちる気がする…。結婚していないと居場所がないような気がしたり、漠然とした不安を感じたり…独身ってやっぱり大変。2016/09/09
七村夏子
23
結婚という制度を通して、自分が所属する社会で見られるのか、何を求められているのか、無意識に感じる自分への要求について考えました。自分の立ち位置が結婚で変わったとしても、おそらく新しい要求がやってくる。この社会で生活している以上、私達は社会の視線を感じながら生きていく。だけど心を、社会ではない場所へと一時的に移すことはできる。社会の視線なんか気にならないくらい、遠くへと行ける。読書は遠くに行くためのものでもあると思うし、現実の視線の出処や経緯を見つけるものでもある。現実も自分も、手助けしてくれるものなのだ。2016/08/03
*
16
結婚や出産が女性にとって、言動の説得力や信頼性を担保するための「道具」になってしまっている現状。キラキラ女子の身分証明だから、さしずめゴールド免許といったところか▼「負け犬」という言葉が歪曲され、差別用語になってしまった。ニートや草食男子もそうだが、解放や支援のための言葉を腐らせる、世の中の「ぬるい悪意」にはうんざりする▼「今の自分から、よりよい自分に生まれ変われるならけしたい。そうでないなら、別に結婚しなくてもいい」これは男女共にそうだろう。この宣言を、もっと前向きに響かせられれば…2018/06/03
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