集英社文庫<br> ゆめ結び むすめ髪結い夢暦

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集英社文庫
ゆめ結び むすめ髪結い夢暦

  • 著者名:倉本由布【著】
  • 価格 ¥528(本体¥480)
  • 集英社(2016/09発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087454727

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内容説明

代々八丁堀与力をつとめる浅岡家の娘・卯野は、髪を結うことが大好きで、きれいなものに目がない。武家の娘らしくないと母や周囲にたしなめられながらも、新しい髪型を試したり、町ゆく女たちの髪を眺めるのが何よりの楽しみだ。だがある日、当主である兄が、付け火の濡れ衣を着せられ……。運命に翻弄されながらも「好き」を力に変えて懸命に生きる少女の物語。

目次

一 ゆめ散らし
二 ゆめ惑い
三 ゆめ結び

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

annzuhime

32
図書館本。中高生の頃によく読んだ倉本由布さん。久しぶりに見かけたので借りてみた。江戸時代。女髪結いに憧れる武家の娘の話。少女小説出身の倉本さんが時代小説を書くとこうなるのか。うん、やっぱり少女小説ですね。時代小説と思って読むと、設定がザックリとしており、物足りなさが強いのが残念。少女小説の枠からは出ることができていない様子。懐かしさとともに、気楽に読めたのでまあよいですが。今作は女髪結い師になるための序章。今後の活躍は次回作に持ち越しみたい。続きは機会があれば読みます。2018/12/01

はる

31
この作者の本はずっとコバルト時代から追いかけてたけど、社会人になってからは御無沙汰だったんだけど、久しぶりに見かけて大興奮。内容もコバルト時代とは違う書き方になっているので、新しい作者に出会ったかのような新鮮さがあります。展開が結構急な感じがしますが、この巻は髪結として出発するための下地的な要素があるように思います。虎之助さんとの関係やいかに。そして、お蔦さんの素性とは?って感じです。すべてのキーワードは虎之助さんが握っているように思います。次回からは本格的に髪結としてのスタートになるので楽しみです。2020/11/03

豆乳くま

28
コバルト文庫の少女小説家倉本由布さんの初の一般作だと言う。兄が付け火の濡れ衣を着せられ武家の娘ではなくなった卯野。運命に翻弄されながらも「好き」なものが何よりも勝り髪結いを目指す。卯野の「きれいなものが好き」は今の子の「かわいい」に繋がる。料理、着物、に続く新しいシリーズになればいいと思う。たのしみ。2016/07/27

tomtom

15
兄が無実の罪に陥れられて切腹した割にそこまで悲しみが伝わってこないのは何故だろう。家名の存続をしないでどうやって暮らしていくつもりだったのだろう。千世も全く出てこなくなってしまったけどまた登場して欲しい。2023/02/16

絳楸蘭

15
卯野の好きなものが回りの人たちに認められていて、理解されているのがいいなぁ…と。武家の娘だからと諦めさせられなかったのがいい。お母様の毅然とした姿が頼もしく素敵だ。2016/09/04

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