内容説明
リオ五輪で女子初、日本人初、レスリング史上初となる4連覇に挑戦する伊調馨。求道者のごとく、レスリングを究めんと日々葛藤し、孤高の道を行く彼女の言葉は異色中の異色だ。アスリートはもちろん、ビジネスパーソン、受験生など、志を抱くすべての人にとって「壁を乗り越え、常に進化し続ける」ためのヒントとなる語録!
目次
はじめに
第1章 自らを奮い立たせ、壁を乗り越える決意の言葉
第2章 支えてくれる人への感謝の言葉
第3章 孤高の戦いを続け、道を究める覚悟の言葉
第4章 勇気をもらった家族・恩師・仲間の言葉
参考文献その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たか
6
伊調さんの言葉はすごくいいけど、まとめ方が読みにくい。残念。2021/10/25
荒野の狼
5
伊調馨は2016年8月17日にリオデジャネイロオリンピックで金メダルをとりオリンピック4連覇を果たしたが、本書は発売日が翌日の8月18日。よって表紙カバーにはリオの結果が書いてあるが、本文p175の著者略歴には2012年のロンドン大会金メダルまで。つまりリオでの金メダルを出版社が想定しなければ、このタイミングで出版されなかった本だけに、出版の日付だけをみても当時の伊調の充実ぶりがうかがえる。メディアへの露出がほとんどない伊調の唯一の著書である本書は貴重。2018/12/28
ココアにんにく
4
「孤高の求道者」の意味が読んでいてドンドン伝わってきます。男子の練習に参加全メニューをこなすなんて。試合後次を考えていることも。サインの「レスリング」のグは力こぶでしょうか?かわいい。姉千春さんもすごい。練習がきつい方に再入学するなんて。母の急逝1か月前、1週間の同居の話は偶然とは思えません。母の遺影と銀メダルだけを手元に残すのが馨選手らしい。感覚的なモノを言語化して若手に伝えようとしているのも深い。馨選手と吉田選手2人が同時に見られるなんて改めてすごい事だと実感しています。2016/11/29
ショーン
3
トップの選手がどのようなモチベーションで取り組んでいるのか知りたくて読んだ一冊。オリンピックを4連覇している伊調馨でも、勝つことだけが全てではなく、日々の練習でレスリングという競技に対して楽しみ、新たな技術を獲得するために日々模索している姿勢は自分も学ぶべき点であると感じた。2023/09/15
kikupika
2
オリンピック女子レスリング4連覇中の伊調馨さん、吉田沙保里がよくメディアに出ているのと違って、あまり出てこない。個人的には非常に魅力を感じる方で、一読して彼女の人間性や考え方に圧倒される思いがした。ここまで好きなものに出会えて羨ましい、というのは簡単だが、ホントに高次元だ。22017/01/10