内容説明
自分の子どもには最高の教育を受けさせたい――。子を持つ親なら誰もがそう考えるだろう。では、どう育てれば子どもの才能を伸ばすことができるのか。本書では、6~10%は存在すると言われる「天才児」をどのように発掘しその芽を伸ばすか。親ができることは? アメリカの最先端事情をルポ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
98
子どもの10人に1人は天才の可能性がある。アメリカで実践されているギフテッド教育とは?◆諸外国、特にアメリカには天才と呼ばれる子どもが多く存在する。神に与えられた才能を持つと言う意味で、ギフテッドと呼ばれる彼らは国家レベルで育てられているというから驚きだ。◆親の責任は重大。自分の子が周りの子と違う点を個性と判断するかどうかは極めて責任ある行為。周りに合わせようと押さえつければ、子の才能は伸ばせない。◆『子どもにとって最高の環境は親が用意しなければならない。親は面倒くさがってはいけない』2020/04/11
まゆまゆ
12
神に与えられた才能を持つと言われるギフテッドの子どもを対象にしたギフテッド教育に関することを紹介する内容。自分の子どもが周りの子どもと違っても、それが個性なのか障害なのかを判断する第一はその子どもの親であり、そこで子どもの個性を認めず押さえつけると、才能は伸ばせない。子どもにとって最高の環境は親が用意しなければならず、そのために親は面倒くさがってはいけない、というのが印象に残る。2016/09/27
しろくま
8
アメリカのギフテッド教育についての現状、親ができること、ギフテッドかどうかを調べる簡単なテストなどが載っています。本格的に何かし(てあげ)たいと考えている方には、オンラインやオフラインで家庭でできるギフテッド用の教材やサマースクールの紹介もあるので参考になるのでは!個人的には、自由遊びや、興味のあることをとことんやることの大切さについて印象に残りました。 2018/01/31
べべっち
4
…色々反省。2019/02/25
morgen
3
「親が面倒くさがってはいけない」というのが一番、心に刺さった。才能がどこにあるか発見するまで多くのトライ&エラーを繰り返す。学校や習い事は、子どもに向いていなければやめさせてもよい。一方で、粘り強さやレジリエンスを教えねばならない。子育ては、長い期間に渡る積み重ね。他の子と比較しない。ビジュアル・スペーシャルとオーディトリー・シークエンシャルの学習タイプがあり、普通の学校でうまくやっていきやすいのは後者。日本の公立学校という狭い世界でうまくやっていけなくても、いいじゃない!と少し明るい気持ちにはなった。2017/05/21