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内容説明
今、IBMやGoogleの人工知能研究者が、次々とヘッジファンドに引き抜かれている。彼らは最新の人工知能のテクノロジーを駆使し、驚異的な分析能力と取引速度を有するロボ・トレーダーを開発することで、富を独占しようとしているのだ。また、人工知能の進歩は、大規模に、急速に、金融業界の雇用を奪おうとし始めている。
本書では、あまり報道されることのない金融業界と人工知能の「裏舞台」を喝破する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
117
金融業界でのITへの投資はかなりなものになっていくとは思いますが、どうも根本的なものよりも人寄せパンダ的なもの、あるいは他もやるから自分も、という動きが少し多すぎるという気がします。いまの日本の金融業界とくに銀行ですが、勘定系のコストのかけ方は異常というよりほかない気がします。なぜもっと身軽にコストをかけない方法を考えないのですかね。それがこのような本に期待するところなのですが。アルゴリズムについては金融庁もかなり言っているので今後とも世界に負けないスピードでの取引になるのでしょう。2016/10/25
5 よういち
107
ファイナンシャルとテクノロジーをつなけだ"フィンテック"。その認識は日本と世界では大きく乖離する。これは単なる便利なサービスではなく、金融の在り方を根本から変えるものであり、業界全体の本業を侵食しつつあるテクノロジーだ。これまでAIが取って代わるのは人間の単純労働の部分と考えられてきたが、今脅かされているのはの高いノウハウを有する職種だ。◆AI開発会社に大手のIT企業や、トヨタ等の企業が投資を続けている。近い将来、金融はこれらの企業が行う事業になるのではないか。◆超高速ロボ・トレーダー/ロボ・アドバイザー2020/05/10
シュラフ
29
金融分野はAI(人工知能)と親和性が高いので、将来の金融分野はAIに支配されることになるとの著者の主張。理系オンチの私にはなんとも判断がつかない。金融分野の将来はこうなる可能性があるのか、とそのまま読んだ。資産運用におけるAI活用の威力は納得。それ以外の部分はどうかなと、すこし疑問が残る。注意すべきは、著者は日本の金融分野の権威である銀行へのうらみつらみ、保険屋と株屋に対する蔑視があると思われること。金融業界における理系出身の冷遇による不満だろう。ただ、これからAIやビッグデータの勉強が必須なことは認識。2017/06/29
Kentaro
22
資金力と優秀な研究者に恵まれたヘッジファンドが人工知能開発を独占すれば、残りの人類は利益を吸い上げられるばかりという悲観的な未来が広がる。金融の仕事は、運用であれば、安定してリターンを得る能力、融資であれば的確に信用リスクを見抜く能力というように、単一の基準に集約される。そのため、ビッグデータの機械学習による分析の時代に移行するようになると、ロボットに多くの仕事が代替されるにつれ、人間が担うべき役割は、社会的意義の高い事業への融資といった金融サービスやきめ細やかな心遣いが求められる個人向けサービスとなる。2019/04/24
舟江
18
日本では、ヒト型ロボットに愛着を感じるが、目に見えないロボットには無関心であり。日本の金融では、姿の見えないロボットの分野でひどく遅れているという。そして悪いシナリオは、破壊的なテクノロジーが独占されて、一握りの人々が膨大な利益を上げるというもので、良いシナリオは、優れた技術が広く共有化されて多くの人々が利用できるようになることだという。怖い時代になったものだ。2017/03/29
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