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内容説明
「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」。──近年、生命誕生の謎を解き明かす鍵が、「宇宙」にあるのではないか、という考え方が存在感を増している。生命の様々な可能性を考えるのには、もはや地球中心の思考を捨てなければならない。惑星探索や宇宙観測によってわかった新事実と従来の化学進化的プロセスをあわせ論じて描く、最先端にして最も説得力のある生命誕生の様相。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Vakira
36
こういう本は大好きなテーマでついつい買って読んでしまう。宇宙視点で地球生物発生と進化のおさらい。そしてこの宇宙に地球外生物は存在するか?生物の地動説。地球で発生出来たのなら他の類似惑星でも生命発生はあり得る。章ごとに挿絵を表示。これがなかなかいい。例えばレメディオス・バロの絵画「Celestial Pabulum」(天体の星雲って訳?)が掲載。月に餌をあげているシュールな絵が、自然科学を超えて想像力が膨らむ。Butここに書かれているのは極めて科学的。謎を解明するには想像力と科学(論理)的思考だ。2019/09/02
あむぴの
25
なんとも壮大であるか。生物がどう誕生して、宇宙を見渡すのか。その小さいことから、果てしもなく大きなことまで、なんと世の中は、不思議なことでいっぱいなのか。2016年8月、ちくま新書。2018/05/06
mstr_kk
10
「われわれは宇宙の中心か」という問いからはじまり、人間の自己中心性にとらわれずに宇宙の中の生命を語った1冊。幅広い話題で、とても勉強になりました。難しいところは読み流してしまったので要再読。2017/02/09
mstr_kk
6
再読。前に読んだときよりも多少知識が増えていたので、とても面白かったです。淡々とした、端正な説明で、無駄のない良書だと思います。地球の生命を考えるとき、宇宙の中の地球という観点をもつ必要がある、ということがよくわかります。2020/09/02
うらじ
6
地球が宇宙の中心じゃない事は百も承知だけれど生命を考える時は地球を中心に考えてしまう。しかし生命の起源を考える上で地球上か地球外かと分けて考える必要はない。古典的ハビタブルゾーンは拡大され、理論上は生命の条件は宇宙に無数に存在する。宇宙アストロバイオロジーがいかなる学問かよくわかる入門書だった。2016/12/30
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