ちくま学芸文庫<br> あいだ

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ちくま学芸文庫
あいだ

  • 著者名:木村敏【著】
  • 価格 ¥1,067(本体¥970)
  • 筑摩書房(2016/08発売)
  • 新生活を応援!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~4/5)
  • ポイント 225pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480089342

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内容説明

自己が生命の根拠に支えられて世界と出会う行為的原理である「あいだ」。その構造を、ゲシュタルトクライス理論に拠りつつ、ノエマ・ノエシスの円環的関係を西田哲学の「行為的直観」と関連づけて、多面的に解き明かす。自己が主体として生きるということは、生命一般の根拠の「おのずから」の動きにかかわると同時に、間主体的な世界を維持することではないか。ユクスキュル、ブーバー、レヴィナスらへの言及を通じて自他の関係を考察し、ダブル・バインド仮説の可能性を改めて問う。独自の学問的地平を切り拓いた著者の世界をわかりやすく示す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

80
木村先生の「人と人との間」を読んでいたのですが、それよりも難しい感じがしてもっと根源的な感じの話です。小冊子なのですが、人間の生きるということに関して「あいだ」ということがどのような意味を持つのかが解説されています。エッセンスという感じなので、理解するにはかなり読み込む必要があると感じました。以前に経済学の岩井克人先生が人と人の間について研究されていると聞いたのですが?2024/02/13

kinoko-no

4
個人あって「あいだ」あるにあらず、「あいだ」あって個人あるのである。…まだまだ理解できないことばかり。いつか再読しよう。2010/05/26

hizumi

3
とりわけ面白かった箇所:サイケデリックスの作用=意識のノエシス量を増加させて出会うものすべてが「汝」的に見えるようにする という部分。統合失調症が「実相が見えすぎている」状態だとすると、つまりpsyche-delic=精神展開、精神出現状態、あらゆる事物に対して常に「汝」的な出会い方を「問答無用で強いられている」状態ではないか?LSDの脳内作用機序を解き明かすことで、統合失調症のアタマの中で起きていることに迫れるのではないか。。2023/04/05

りょく

2
再読時のためのメモとして。先に谷徹氏の「解説にかえて」を読むほうが理解しやすいと思われる。音楽でたとえた「ノエマ」「ノエシス」は現象学の文脈を汲むものである。2025/11/02

森江 蘭

2
生きとし生けるものは「何か生命の根幹」とつながっている。それは自己と他者の「あいだ」だけではなく、自己と自己との「あいだ」であり、自己を自己たらしめる絶対的他者との「あいだ」なのだそうだ。なかなかわかりにくいな、と思ったところでふいにわかりやすい比喩が挟まってくるので面白く読めた。メタノエシスとしての生命の根幹。そこから流出してくるノエシスは無意識に人を動かし、ノエマ的表象を生み出し、生み出されたものはノエシスとなり、再び循環する…。手に届きそうで届かないもどかしさを感じた一冊。また読み返してみたい。2022/09/16

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