内容説明
GHQが日本に残した負の遺産については、昨年と今年に出版した拙著『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』『やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人』(ともにPHP研究所)で述べてきましたが、本書はそこからさらに一歩進んで、日本社会にはびこった左翼、とくに共産主義や、それにかぶれた反日サヨク思想が無自覚のままに、どれだけ優秀な日本人のDNAを食い荒らし、伝統的な精神や文化的価値観を破壊してきたかに注目しつつ、その陰で暗躍してきたメディアがいかに胡散臭い存在であるかという事実を明らかにします。また、「スパイ天国」たる日本の現状と、日本人が今後の歴史戦、情報戦に勝利するための、少しばかりの提案を披露させていただきたいと思います。かなり蚕食されてしまった状況ですが、いよいよ本格的に、反撃、発信しようではありませんか。(ケント・ギルバート/「まえがき」より抜粋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Eiichi
18
ケントさんのシリーズ3冊目、カラクリ、と題名にあるように、かなり日本の中の反日勢力の実態、仕組みが正確に描かれていました。ケントさんの様に日本を理解して、日本の為に、情報発信してくれる人がいる事に感謝です。2016/10/16
宇宙猫
10
★
Lila Eule
7
新聞、テレビ、知識人、文化人にたいする疑念、不信は、やはり正しいと思える内容。アメリカ人にこうまで書かれるとは。メディアのいびつさ、偏向・傲慢・似非報道を恥じぬ記者の跋扈、文明の商業化、知的怠惰な国民生活など、指摘は核心。バカ騒ぎのテレビは見るにたえず、傲慢な都合報道の朝日・毎日、闘わぬ知識人・文化人の偽善性・体たらく・事大性根、映画人の商業主義・映画文化の放棄、瀬島龍三・源田実等のエリートの背信、野坂参三の日本破壊工作など。嘆息しきり。2016/09/30
ココアにんにく
4
報道の偏りは日々実感。日本平和学研究所という社団法人の調査がすごい!安保法制の報道を客観的な時間の実測で比較。95%対5%って!以前読んだ本に書いてあった米のフェアネスドクトリン解除を思い出す。地上波独占をやめて多チャンネル化してくれると視聴者としても便利なのに。WGIPを著者の本で知ってから興味が沸き続編を読んでいます。保守的な意見が多いので色々調べながら読むと、ケントさんの説を裏付けるデータや情報が多いのにびっくり!反対意見は感情論が多いのにびっくり!共産党喧伝の美辞麗句は粗くて古いので底意バレバレ2017/03/21
Masa
4
書店平積みで発見、初版購入。シリーズ3作目。さすがに3作目ともなるとトーンダウンは否めないが、しがらみを気にして日本人には書けない内容満載。「そろそろ共産主義にNoを突きつけよう」その通り。アメリカではそもそも連邦法で共産主義は禁止。日本共産党は現在も破防法指定の調査対象団体である事を忘れてはならない。「日本はスパイ天国」PRCのスパイは国内に推定5万人。戦中には堀栄三ら第一級の情報将校が居たが、大本営のコミンテルンの手先の共産主義者、瀬島龍三に全て握り潰されたという話。知らない事はまだまだ多い。良本。b2016/08/15