内容説明
【京都の禅の庭をめぐれば、生きるヒントが必ず見つかる】慌ただしく、立ち止まる余裕のない日々を過ごしていませんか。忙しい毎日をすっきりと落ち着いたこころで生きるには、どうすればよいのでしょうか。そのヒントは、京都の禅の庭にあります。禅の庭は、あなた自身のこと、あなたの人生のことを考えるきっかけを与えてくれます。たとえば、京都には、一日一日の大切さがわかる庭があります。自分も世界の一部だと気づける庭や、弱点を存分に活かした庭も。日本最大の禅寺である妙心寺の塔頭、退蔵院の副住職が、禅の教えや、禅を暮らしに取り入れる方法をわかりやすく紹介しながら、あなたのこころを映しだす「京都の禅の庭」へご案内します。≪本書に登場する庭≫龍安寺・詩仙堂・直指庵・大徳寺高桐院・銀閣寺・南禅寺天授庵・東福寺・一休寺・宝厳院・地蔵院・妙心寺東海庵・妙心寺衡梅院・建仁寺両足院・妙心寺退蔵院
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chantal(シャンタール)
87
先日東福寺を訪れた際、まだ名残の残る紅葉のお庭へは行かず、この本にも紹介されていた八相の庭を拝観した。冬晴れの下、ただ縁側に座って黙ってお庭を眺める。それだけで心が落ち着くのだから不思議だ。「不立文字」、本当の感動はなかなか言葉には出来ない。「動中の工夫、静中に勝る事百千億倍」。お庭を見るのも見仏するのも、別に知識を持って行かなくてはいけないわけではない。見たいから行く、それでいいのだ。そこで新たな発見があったり、かけがえのない時間が過ごせれば、それでいい。考えるより動け!冬の京都はやっぱり、良い。2020/01/07
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
26
妙心寺退蔵院副住職の松山さんの著書。禅の庭の見方や味わい方をはじめ、禅の教えや生き方までも述べられている。庭は、季節、天候や時間などによって様々な姿を見せる。その瞬間の庭に美しさをみいだし、作庭家のおもいを受け取ることが庭の味わい方だと理解していた。しかし、呼吸や姿勢を正して心を整える場所でもあるということに気付かされた。掲載されているおすすめの禅の庭ベスト10の中でまだ行ったことがない一休さんが幼少時に修行したと言われる地蔵院の十六羅漢の庭をぜひ訪れてみたい。2019/06/03
松本ぼんぼん
4
妙心寺退蔵院副住職が現代人に分かりやすく説いた禅のお話し。全て理解できたわけではありませんが、気持ちが幾分楽になったような気がします。何を学んだかと言えば、「まず動くこと」でしょうか。2019/03/15
おっくん
3
禅と京都の庭、枯山水の案内書。京都に行く際に再読したい。2020/08/31
deerglove
3
ただの庭の話かと思いきや、禅とは何か、その教えを実践する大切さ、料理や掃除の考え方など、禅のエッセンスがとてもわかりやすく述べられていて感心しました。著者のおられる妙心寺退蔵院や詩仙堂にはぜひ足を運んでみたい。2017/03/05
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