集英社コバルト文庫<br> 光の巫女を抱く夜

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集英社コバルト文庫
光の巫女を抱く夜

  • ISBN:9784086080033

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内容説明

命ある限り、互いを互いの『半身』とする神に選ばれた二人――ヒアルキトと、ハワルアト。島国トランキザムでの神事を行い、命を削るようにして『ミユキ』が宿る晶脈石を生み出す。ところが最近、より多くの晶脈石が必要とされる事態が起こっていた。いったいなぜ!? 三年前から訪れるようになった、大陸の皇子エイシャラムも交え、運命の大きな渦がヒアルキトたちを呑み込んでゆく……!

目次

プロローグ
1章 左手の君と右手の君
2章 楽園の島
3章 神殿の外で
4章 酩酊の一夜
5章 紅大公
6章 カゲリ
7章 顕現祭
8章 失われたもの
9章 父と息子
10章 在りし日の約束
エピローグ
あとがき
あとがきという名のお礼状

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えみちゃん

8
前田珠子さん原案の新作ファンタジー。初読みの作家さん。前作ではエイシャラムと結ばれたヒアルキト。今回はハワルアトと結ばれるお話で個人的には嬉しい展開でした。(笑)前作では自分の感情を表に出さずヒアルの幸せのため身を引いたハワルがとても不憫でした。今作ではハワルの内に秘められていた想いを垣間見ることができて非常によかった!左手(ゆんで)の君としての務めと秘めたる想いの板挟みでそんなつもりはないのに ヒアルについそっけない態度を取ってしまうハワル。そんな彼を兄のように・・というか結構おもしろがってけしかける2016/06/04

曹佳

6
ハワルアト編。「光の巫女を放つ風」と登場人物や世界観は同じだけど、人物の関係など少し異なっていて、パラレルワールドのようなものと解釈。ヒーローとしては「風」のエイシャラムの方が好みだけど、話はこっちの方が好きかも。面白かったので、またこういう企画やって欲しいなあ。2016/06/16

よっしー

4
こっちのエイシャラムは二人を見守る感じだったけど…三人の関係とか、話としてはこちらの方が好きだな。どちらも楽しませてもらったし、またこういうの読んでみたい。前田さん、いっそ他の作家さんに止まってるシリーズも書いて貰えばいいんじゃない?2019/02/12

ミド

3
情熱的な恋だった「風」に比べて、静かに愛が育っていく「夜」。まったく別の物語になっていておもしろかった。でもエイシャラムの方がいいかな。前田珠子先生の未完の作品も何らかの形で出してくれないかな。2017/03/09

凍矢

3
前の巻とは違い、此方は此方で、上手く書かれていたと思います。只、自分にはあんまり響くものがありませんでした。普通という評価です。まぁ、年頃の女の子を意識しないほうがおかしいかも、でした。耐えてたなぁ、ハワルは。2016/08/11

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