内容説明
「天災は忘れた頃にやってくる」など、後世に今も残る数々の言葉を生み、物理学者として世界的な業績をあげた寺田寅彦は夏目漱石の高弟として、透徹した観察眼で散文詩的美しさを湛えた文章を物し、科学と芸術の融合を果たした。本巻には『冬彦集』『藪柑子集』『万華鏡』『続冬彦集』から、内田百間に「昭和年代の随筆として後生に遺る第一のもの」と言わしめた、随筆家の真骨頂を示す名品を厳選収録する。
目次
『冬彦集』(大正一二年一月二五日刊)より
『藪柑子集』(大正一二年二月五日刊)より
『万華鏡』(昭和四年四月一〇日刊)より
『続冬彦集』(昭和七年六月二五日刊)より
解説 千葉俊二
年譜 永橋禎子
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