岩波ジュニア新書<br> 大統領でたどるアメリカの歴史

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岩波ジュニア新書
大統領でたどるアメリカの歴史

  • 著者名:明石和康
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 岩波書店(2016/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005007233

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内容説明

国際社会をリードする「唯一の超大国」アメリカ.そのアメリカを率い,世界に強い影響力を及ぼすアメリカ大統領はどのような指導力を発揮してきたのか.「建国の父」と呼ばれる初代ワシントンから,リンカーン,ルーズベルト,レーガン,ブッシュ,そして初の黒人大統領オバマまで,歴代大統領の足跡を辿りながら描くアメリカ史.

目次

目  次

 序 章 大統領が導くアメリカ

 第1章 独立からフロンティア拡大の時代(一七七六─一八六〇年)
   初代ジョージ・ワシントン/第二代ジョン・アダムズ/第三代トマス・ジェファーソン/第四代ジェームズ・マディソン/第五代ジェームズ・モンロー/第六代ジョン・クインシー・アダムズ/第七代アンドルー・ジャクソン/第八代マーティン・ヴァン・ビューレン/第九代ウィリアム・ヘンリー・ハリソン/第十代ジョン・タイラー/第十一代ジェームズ・K・ポーク/第十二代ザカリー・テイラー/第十三代ミラード・フィルモア/第十四代フランクリン・ピアース/第十五代ジェームズ・ブキャナン
  コラム アメリカを代表する賢人──フランクリン

 第2章 分裂の危機と南北戦争(一八六〇─一八九六年)
   第十六代エーブラハム・リンカーン/第十七代アンドルー・ジョンソン/第十八代ユリシーズ・S・グラント/第十九代ラザフォード・B・ヘイズ/第二十代ジェームズ・A・ガーフィールド/第二十一代チェスター・A・アーサー/第二十二、二十四代グローバー・クリーブランド/第二十三代ベンジャミン・ハリソン
  コラム ゲティスバーグの戦い──五万人が犠牲に

 第3章 欧州列強に並ぶ大国への道(一八九六─一九三二年)
   第二十五代ウィリアム・マッキンリー/第二十六代セオドア・ルーズベルト/第二十七代ウィリアム・H・タフト/第二十八代ウッドロー・ウィルソン/第二十九代ウォーレン・G・ハーディング/第三十代カルビン・クーリッジ/第三十一代ハーバート・C・フーバー
 第4章 ルーズベルト連合と民主党の時代(一九三二─一九六八年)
   第三十二代フランクリン・D・ルーズベルト/第三十三代ハリー・S・トルーマン/第三十四代ドワイト・D・アイゼンハワー/第三十五代ジョン・F・ケネディ/第三十六代リンドン・B・ジョンソン
 第5章 アメリカの復活とレーガンの時代(一九六八─二〇〇八年)
   第三十七代リチャード・M・ニクソン/第三十八代ジェラルド・R・フォード/第三十九代ジミー・カーター/第四十代ロナルド・レーガン/第四十一代ジョージ・H・W・ブッシュ/第四十二代ビル・クリントン/第四十三代ジョージ・W・ブッシュ
  コラム 愛称で楽しむ五十州

 第6章 変わるアメリカ、オバマの登場(二〇〇八年─現在)
   第四十四代バラク・H・オバマ/二〇一二年大統領選挙の共和党候補ミット・ロムニー
  コラム 予備選の仕組み
   あとがき
   参考文献
   歴代大統領関連表・年表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kei-zu

29
個人的な記憶は、カーターさんの頃から。ワシントンから歴代の大統領を紹介することが米国史でもあるのは、大統領の役割の大きさがあるのでしょう。 巻末に紹介されるのは、黒人初のオバマ大統領。今後の人種の多様性について説明では触れられていますが、その後継には揺りかえしによるものか、トランプ大統領の誕生。アメリカ国民の分断についても記述があり、これを予言していたといえそうです。良書。2023/08/14

崩紫サロメ

22
ワシントンからオバマまで(2012年刊のため)、歴代のアメリカ大統領を列伝形式で辿る。こうした形式により見えてくるのが、人間としての大統領の個性は勿論なのだが、非常に強い大統領権をどのように制御し、委譲してきたのか、ということ。第9代大統領ハリソンは就任からわずか一ヶ月で急逝するが、そのとき、副大統領が大統領に「昇格」することができるのか、憲法の規定に曖昧な点があり論争があったが、正式に修正されたのは1967年になってからだという(p.61)。この件にしても在任期間にしても慣例によるところが割と多い。2021/01/29

aisu

22
タイトル通りの本でした。ちょっとしたエピソードで、親しみを覚えたり。アメリカ国内外の歴史が駆け足でおさらい出来た…気がします。2016/08/05

15
これだけの大統領がいれば偉人から凡人まで様々といえる。歴史に名を残したリンカーンは歴代人気1位というのも納得の事績。個人的には初代のワシントンが「推しメン」。物事を始める際にあたり、自己を制御し、未来を見つめるということはわかっていても容易に出来ることではない。偉大でも何らかの欲に溺れる創始者が多い中、圧倒的な自制力と先見性で民主主義を米国の基盤に据えた彼の精神はまことに高尚といえる。この精神は初代となるべきリーダーの模範として永遠に語り継がれるべきであろう。2015/12/06

coolflat

13
2代・6代アダムズ親子や4代マディソン、7代ジャクソンから16代リンカーンの間、リンカーンから25代マッキンリーの間の教科書では余りふれられないマイナーな大統領がちゃんと解説されているのが、個人的にはポイントが高かった。マイナー大統領に関してメモしておくと、6代J・Q・アダムズは二大政党制の原点。10代タイラーはテキサス併合。11代ポークはオレゴン獲得、米墨戦争。13代フィルモアはペリー来航。14代ピアースはカンザスネブラスカ法。17代A・ジョンソンはアラスカ購入。23代ハリソンはシャーマン反トラスト法。2015/12/01

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