交通新聞社新書<br> 高架鉄道と東京駅[下] - レッドカーペットと中央停車場の誕生

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交通新聞社新書
高架鉄道と東京駅[下] - レッドカーペットと中央停車場の誕生

  • 著者名:小野田滋
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 交通新聞社(2016/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784330268125

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内容説明

東京の南北を貫通して、新橋と上野を結ぶ鉄道が計画されたが、すでに市街地化していたため、踏切のない高架鉄道を建設することとなった。赤煉瓦のアーチ橋と鉄桁を組み合わせた最新式の高架橋は、ベルリンをモデルとし、ドイツ人技師の指導を受けながら完成した。そして、大正3年には赤煉瓦の東京駅が完成し、日本の玄関としての風貌を整えた。新しい都市鉄道を実現し、世界に誇る停車場を建設しようと考えた明治時代の鉄道技術者たちの志を、膨大な資料を基に浮き彫りにしたのが本書。上巻では、高架鉄道と中央停車場の計画がどのように進められたかを振り返り、下巻ではそれがどのように実現したのかを明らかにする。

小野田滋(おのだしげる)
1957年愛知県生まれ。日本大学文理学部応用地学科卒業。1979年日本国有鉄道入社。東京第二工事局、鉄道技術研究所勤務を経て、分割民営化後は、鉄道総合技術研究所、西日本旅客鉄道(出向)、海外鉄道技術協力協会(出向)などを経て、現在は鉄道総合技術研究所勤務。著書に「鉄道構造物探見」(JTB・2002)、「鉄道と煉瓦」(鹿島出版会・2004)、「日本の美術No.545」(ぎょうせい・2011)など。NHK「ブラタモリ」にも出演。工学博士(東京大学)。

目次

第5章 レッドカーペットの誕生
 建設の体制を整える/赤煉瓦の高架橋
第6章 中央停車場の誕生
 中央停車場から東京駅へ/辰野金吾の登場/東京駅にたずさわった人々
第7章 東京駅の完成
 東京駅本屋の建設/東京駅の開業

-----(上巻収録内容)-----
序 章 東京の高架下
第1章 新橋駅と上野駅
第2章 市区改正と中央停車場
第3章 日本鉄道と総武鉄道の市街線
第4章 もうひとつのレッドカーペット

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

rbyawa

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d029、上巻で中央線(買収前だっけ後だっけ)の万世橋駅(停車場って呼んでる時代かも)までが語られ、それがプレ東京駅と表現されていたのでさあ、下巻で東京駅! と思ったら新永間市街線の話になって、そういえば総武鉄道より早いって言ってたね、失礼しました、で、それが終わったら関係者が語られ、東京駅がオランダのアムステルダム駅を意識していたかどうかが延々と検証されww 個人的にはとても面白い本だったんですが東京駅を読むつもり満々な人には勧めないです、うん他に本があるとは思うけど思うけど、東京駅を取り巻く流れの本。2013/03/09

morelemon

0
ということで下巻。こちらで東京駅建設までの経緯が詳細に書かれてます。詳しく知らなっかたので興味深く読めました。2012/08/20

さな

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上巻に続いて読了。交通新聞社新書にしては珍しい上下巻で、それもそのはず、本書は膨大な資料を著者が読み解き、通説の誤解も解きながら、東京駅と周辺高架橋の成立について関係する技術者を一人一人取り上げて解説されている。鉄道土木の専門家として、技術的に詳しく記載されているのはもちろんであるが、東京駅ができるまでの当時の技術者たちの熱量までビンビン伝わってくる。エンジニアの端くれとして、この熱量は感じ入るとのがある。また、出色なのは東京駅に対する批判についても触れられていることであり、この点で信頼に値する。2021/01/03

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