内容説明
ミステリーを書いてみたい。けれども、どうやって書き始めればいいのか、方法や手順が全然わからない……。本書では、これから初めてミステリー小説を書こうとしている人、またミステリー小説を書いて、プロ作家として文壇デビューしたい人に向けて、どうやったら魅力的なミステリー小説は書けるのか、に最重点を置き、執筆法のノウハウを即座に使える「コツ」と「裏ワザ」というかたちで紹介していきます。25年間で40人以上をデビューさせた著者が教える「門外不出のテクニック」を大公開。意表を突くストーリー展開の発想法、魅力的なキャラクター設定、新しいトリックの編み出し方を身につけられる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
27
参考文献。色々こき下ろしてるのが面白いけど、ここから年数がだいぶ経ってるので今はこうですよーとか阿部さん大化けしましたよーとか色々こっちも言い返しながら読みました。今また新本格きてますよー2022/05/12
ハスゴン
27
以前に物凄く酷い評論を読みましたが、コレはきちんと何処がいけないと書いて実名を出しているので、さすがに講師をしているだけあって、キチンとしています。もちろんデビューするわけではないですが、とても読書に役に立ちますよ。2016/06/18
ソルト佐藤
10
読んでみる。凄い決めつけばかりで霹靂はするのだけれども、投稿作のチェックポイントとしてはいいのかも。東大を出た筆者故に、なにか、受験の参考書を読んでいる気分(笑 ただ、それでも、自分本位ではなく、読む人のを考えるんだよ、という普遍的なところは、意外にまちがっていないような気がする。審査員は、DVとかありがちなネタに霹靂しているとか。早く死体を出せとか(笑 たしかに普通の読者としても、死体早くほしいよね(笑2020/09/27
あかり
8
ミステリー小説を書く場合はどんな点に注意すべきか知りたくて読んでみた。結果、自分には本格ミステリーを書く資質はないと確信。しかしジャンルを問わず、小説を書くうえでやらかしそうなミス、勘違いも紹介されていたので参考になった。文字の水増しは無意識にやっていた。参考になりそうな受賞作品も紹介されているのでミステリー小説に挑戦したい人にはオススメ。2017/09/28
KUMYAM@ミステリーとSF推し
6
ミステリー読者はなにを期待してるかわかるかな、と思って。読者というより賞の選考委員の話だったけどとても参考になる。持ち込みするときの本選びからアピールポイントとか、いろいろと。2017/09/17