内容説明
全国の居酒屋を制覇した達人・太田和彦が、もっと贅沢な居酒屋の愉しみを求めて再び旅立つ――。東京から東北へ、横浜から大阪へ、訪ね歩いた古き良き居酒屋には、人を酔わせる歴史があり、歌があり、物語があった。さらに創業八十周年を迎えた「シンスケ」始め名居酒屋ひしめく東京下町では、伝統を受け継ぐ若手が育っている。文庫書き下ろしエッセイも入った上級者向け居酒屋案内。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴンゾウ@新潮部
112
「全国居酒屋紀行」で居酒屋のファンになりました。会社の先輩と太田さんの紹介する居酒屋を巡るのが楽しみでした。本書でも居酒屋の魅力と街歩きの楽しさが描かれています。とても読みやすい文章であっと言う間に終わってしまいました。太田さんの優しい人柄がとてもよく出ている作品。2016/09/24
kinupon
39
居酒屋って良いですね。気取らないし、庶民的ですね。ただ最近気になるのは、マスコミにちょっと紹介されると雰囲気が変わってしまうお店も出てきました。庶民の密やかな楽しみを奪わないでほしいです。ここに出てくるお店はそんなことはないでしょうが・・・。2015/07/20
かいちゃん
30
行ったことあるお店がいくつか出てて、あーそうだったなぁ、いい雰囲気だったなぁ、って思う。 あーいい居酒屋行きたいなぁ。2022/04/10
とし
17
全国の居酒屋をまわっている太田和彦さんの居酒屋談話。居酒屋の文化や楽しさ、歴史がわかります。いろいろお店を紹介していますが、なんとも美味しそう。日本酒、ハイボール、生ビールにつまみ。最近はチェーン店の居酒屋が多いですが、本作品で紹介されているような昔からの居酒屋もいいですね。太田さんは、人と人の繋がりや結びつきが濃いなと思いました。特に椎名誠さんと一緒に飲みに行っているところでの2人のやりとりなどが良かったです。また椎名さんは食のエッセイも面白いですが、太田さんと食べているところが本当に美味しそうでした。2017/08/11
gonta19
12
2009/5/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2010/12/27〜2011/1/9 太田さんの居酒屋探訪本も久しぶり。今回は東京中心であるが、やはり湯島のシンスケには行きたいよなぁ。でも残念ながら最近東京出張がないのである。あとは鶴岡の話がよい。鶴岡でお酒を飲んだことはないが、良さそうなお店があるなぁ。次年子のそばまで登場している。あそこのそばは本当に美味い。ああ、居酒屋に行きたくなってきた。2011/01/09