内容説明
“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる暗殺者ジェントリーは、かつてCIA特殊活動部で極秘任務を遂行していたが、突然解雇され、命を狙われ始めた。それ以来、彼は刺客の群れと死闘を繰り広げてきたが、ついに今、反撃に転じる。CIAが抹殺を図る理由を突き止めるべく、故国アメリカに戻ってきたのだ。が、それを知ったCIA国家秘密本部本部長カーマイケルは、辣腕の女性局員を配下に入れて、グレイマン狩りを開始する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
202
そもそもCIAに裏切られ、抹殺指令を受けてしまったのはなぜか?ジェイソンボーンみたいな秘密が明かされ始める。シリーズ初のアメリカ編。故郷に戻ったグレイマン。いきなり麻薬売りチンピラアジトを急襲したり、コンビニ強盗から店主を守ったりと、困った人を見逃せない脱線は相変わらずのグレイマン。追われる立場が一転、追うものとなったグレイマンを応援。丸腰状態から、雑魚を倒しつつ手元の武器を強化していく様子はゲームのようで痛快。下巻が楽しみ。2021/04/26
KAZOO
135
前4冊をかなり昔といっても数年前ですが、読んで少し時間があきましたが再度読み始めました。主人公はゴルゴ13をもう少し人間ぽくした感じなのですがわざわざ敵地にまで行って復讐をしようということのようです。そこにむかしの上司やあるいはワシントンポストの記者が絡んで、CIA内部での権力闘争のような様相も呈してきます。硬い本ばかり読んでいるとこのような本を読むスピードが速くなります。2019/11/11
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
79
「グレイマン」シリーズ第5弾。「グレイマン」と呼ばれる元CIAの諜報員ジェントリー。CIAからは「目撃次第射殺」命令が出されている彼が反撃に出る。これまで謎だった「何故彼がCIAから命を狙われることになったのか?」が遂に解き明かされるのか?彼が参加した謎のプロジェクトとは?ドキドキハラハラ、期待が高まる。相変わらずテンポ良く話しは進む。今回は上下二巻となったが、そんなことは気にならない。いざ後半へ。2020/02/03
ずっきん
70
ついにアメリカ本土上陸。SOS制裁の真相を求め、捨てられた子犬ジェントリーが牙を剥く。CIAスーザン、WP記者のキャサリン、サウジアラビア情報局のカズ、そしてハンリーとザック再び。役者は揃った。ジェントリー、思う存分踊るがよい! 個人的にザックの振り付けが至極気になる。いざ下巻へ。2018/09/06
猿吉君
65
グレイマン5作目、分冊しなくても良かったんじゃないかという気持ちは置いておいて圧倒的な面白さ、敵の憎らしさ、複線の回収、盛り上がり最高潮で感想は下巻へ!2020/08/24
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