内容説明
アリンネヴィアの血族。それは高名な刀鍛冶であるとともに、人間を魔剣へ変える禁呪を扱う特別な血統。血族の生き残りであるリットはある夜、潜入しようとした聖騎士学院で美しい黄金の髪の少女と出会う。少女の名前はエルファ。聖騎士を目指すエルファに見つかったリットはその華麗な剣捌きに翻弄され、やむなく魔剣変化の禁呪を使うのだが、エルファにはなぜか通用せず逆にとらえられてしまう。「あなた、普通の人間ではないのね。私のペットになりなさい!」「え、お前何言ってんの?!」幻獣をペットにするのが趣味なエルファにとって、アリンネヴィアの血族は珍獣扱い。こうして、エルファから愛玩動物扱いされることになったリットの運命はいかに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
6
積読本の消化です。著者である早矢塚かつやさんの作品は、それなりに好きな゙物語が多かったですが、この作品はいまいちです。早矢塚先生の良さはやはり日常(現代)の設定を用いた方が面白いですね。この時代の一迅社文庫はどうしても中世ヨーロッパ風のファンタジー物が多いので、早矢塚先生も゙例に漏れずチャレンジしたのだろと思われます。今後も得意な設定で頑張ってほしいです。2024/02/11
リク@ぼっち党員
2
うん、まあなんというか、一迅社だな~って感じの内容。ちょっとエッチなファンタジー。人間を魔剣に変える力を持つリットと幻獣フェチの聖女エルファの徐々に互いに惹かれ合っていく感じはよかった。2016/08/06
Makos
1
ちょっとエッチなドタバタバトルファンタジー。飛びぬけた魅力はないがヒロインと主人公との距離感も良く、安定したラブコメ。 2016/10/04