内容説明
世界中のユニークな花と果実がたくさん載っている本。
世界最大のラフレシア、一晩だけ咲く月下美人、サルを捕まえるモンキーポット、人間の暮らしに役立つカカオ、コーラの果実など、世界各国で撮影した貴重な写真とともに紹介します。
目次
第1章 花のいろいろ
第2章 動物とともに
第3章 おかしな果実
第4章 くらしに役立つ
第5章 環境に合わせて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュースの素
8
著者の湯浅浩史氏の本は今までずいぶん見て来た。植物にかけては第一人者。世界の珍しい花や実を特徴とともに紹介している。こんな楽しい本が図書館で手に入るって素晴らしい。いろんな国で実際に見た植物も幾つかあるが生態となると そうなんだ?!と読んで納得。動物と違い 動けない植物は実にいろんな工夫と知恵を持っていてびっくり。乾燥や高地、熱帯や寒帯、土地に合わせて健気に生きている。2018/07/05
ワタナベ読書愛
0
2009年刊行。誠文堂新光社「子供の科学」に1990年~2007年3月まで毎月連載した記事を元にした本。写真は全て著者が撮影。植物と現地で出会った感動や驚きが、控えめな文章から伝わってくる。よく知っている食材の原料になっている植物の意外な私生活や、宇宙人の飛来を思わせる摩訶不思議な形状の植物を見ていると、地球はまだまだ知らないことだらけだとわかる。珍しい植物を延々と見ていると、異空間に突入していくようで浮世離れに最適。世界中を探検旅行した気分。名前だけ知っている植物の、姿かたちがわかって嬉しい。大人も是非2021/08/10