内容説明
「やまとなでしこ」「ハケンの品格」「花子とアン」・・・大ヒット連発の人気脚本家は、ダメOLにして占い師だった!
「最初に白状してしまおう。私は、ぐーたらなダメ人間である」
学生の頃は勉強で挫折。就職活動に失敗し、大学卒業後にコネでOLになるも失敗ばかり。根っからの恋愛大好き、遊ぶの大好きな怠け者、しかも大酒飲み。
こう語る著者が脚本家として成功できたのはなぜか。世の中でもまれ、仕事と恋に鍛えられた半生を初公開。人生に迷い、悩みを抱えている人に贈る一冊。
【おもな目次】
■第1章 負のパワーは、全開に燃やせ!■
「ものを書く」と退職して叱られる/けっこう稼いだ四柱推命の占い師時代/二十六歳、失恋のパワーで脚本家を目指す など
■第2章 運気は他人の分まで使え!■
どこまで共感して話を聞けるか/お酒の力も借りるべし/誰に乗るか、それが問題だ など
■第3章 負けが続いたら、きっと次は勝つ■
頭から煙が出るまで考える/悪い流れは「持っている人」に払ってもらう/天中殺には人生の修業を など
■第4章 崖っぷちに立て!■
迷ったときは、未来の自分をイメージしてみる/女の甘えは根こそぎ捨てる/向いていない仕事をやってみる など
■第5章 「できること」はたった一つしかない
脚本家を選んだ理由/ほめられた経験を探せ など
■第6章 恋愛こそ、わが命
自慢だったラブラブの両親/恋愛は全員が加害者だ など
■付録 私を救った一言■
美輪明宏/黒柳徹子/伊東四朗/林真理子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
90
ちっともぐーたらではない!ただ家事にはあまり向いてない?というだけです。それをぐーたらと言ったらみんな落ち込むよ(笑)幼い頃より人と違った感性を持っていて、御両親の影響もあったのでしょうけど成功する人というのは、運が回って来た時に着実にものにする人なんだなと思います。占い師として大物政治家や有名人を鑑定して培ったこと、落ち込んでも前向きに努力を重ねてきたことは素晴らしい財産ですよね。何よりも未婚で息子さんを産もうと決意したことは凄いと思いました。それが彼女の強みですね。2017/11/18
ばんだねいっぺい
21
中園さんの素敵な人柄が伝わってくるエッセイだった。神野桜子も大前春子も大門未知子もなんだかんだ中園さんの分身に他ならないんじゃないかと思った。大学のレポートでタモリさんのことを書いていたとは驚き。「やまとなでしこ」の桜子が自分の父に謝るシーンは、松嶋さんの女優としての良さだったんだなー。2020/08/22
アコ
21
自伝エッセイ。明るく前向きでチャーミング!いろいろなところにアンテナを張り巡らせているからこそ、人々を魅了するヒット作を生み出せるんだろう。俳優や制作陣へのリスペクトも伝わる。ぐーたら女なんかではなく、人に頼るのが上手いのでは。何事も全部自分でやり切ろうとせず程よく助けを求める。(もちろんいい意味で。)日頃から努力をして真摯に物事に取り組む姿が魅力的だから周りもサポートしてくれるんだろうなと。見習います。◇「自分に本当に合った道を知るには過去の褒め体験を思い出そう」◇「恋愛に被害者も加害者もいない」2017/11/23
Artemis
19
人間ご機嫌でいればなんとかなるもの。 人生波瀾万丈。いつだってうまくいくわけではないし、やる気にあふれているわけでもない。 だらけている時もあるし、頑張れない時もある。 そんな自分をダメな自分と否定してしまっては自分が自分の価値を低く見積もることになってしまう。 そんなことはせずに、そんな自分もいるけど頑張れてる時もある、と両方認めた上で自分のご機嫌を自分でちゃんととっていれば、誰か助けてくれる人はいるし、きっかけをもらえればまた次の波に乗れるもの。2021/08/13
しーふぉ
19
ハケンの品格、花子とアン、ドクターXなどの脚本家のエッセイです。自分はこのドラマまったく見てないけど、取材などを通じて知り合った人達が濃厚で面白い。母と小学校の先生の恋が淡い。素敵な物語になりそう。2019/05/25
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