FEEL COMICS Paradise Kiss５

著者名：矢沢あい

祥伝社（2016/08発売）

• ISBN：9784396763084

内容説明

「自分の可能性を信じなきゃ　何も始まらないよ」卒業を真近に控え、実和子、嵐、そしてイザベラはそれぞれの道を歩き出す。気になるジョージと紫の未来は――？　自分の足で目指すパラダイスにたどりつけ！　恋とミシンとステージの青春ストーリー、ついに完結！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[匠]

ジョージと香の不毛な関係には何度読んでもチクッときてしまう。んー切ない。紫の嫉妬心はわかるけど、あの二人は男同士の関係に近いからなぁ。そして美和子を挟んだ嵐と徳森の和解。ジョージの進路。紫の出した答え。イザベラに関してはおぉやっぱりそうくるかーって感じで（笑）彼の本性が一番現れた部分だったから嬉しかった。でも一番泣けてしまうのはジョージから紫へ小包が届いてからラストまでの展開。何度読んでも何回アニメで観ても胸がいっぱいになってしまう。切ないけれど素敵だ。もうホント、自分にはどこを取ってもツボだらけの作品。

2013/04/11

[チョコ★@1年ぶりです]

好き合ってても、向上できる仲じゃないと別れるっていうのは、その時は悲しいけど後から考えるとすごく良いこと（って言うか…言葉にするのが難しいです）だと思います。でも、あの残してくれてた部屋すごく素敵すぎます。色んな意味で!!

2011/08/31

[十六夜（いざよい）]

は〜そうきましたか！なラスト。ジョージと紫の性格からして、こうなる事は必然だったのかもしれないと思うとちょっと泣けてくる。結局紫の夢のすべては叶わなかったけれど、パラキスのメンバーと出逢った事は人生が一変する素敵な出来事だったんだと思う。ジョージの渡航にそっと付いてくイザベラがいい味出してた。

2015/09/11

[たかはし]

ジョージとはハッピーエンドにならなかったけど、2人の人間性や性格や関係を考えれば、しっくりくる結末。時を越えて結ばれるのもアリかなと思ったけど、その相手は徳森くんだったという…。その辺は、ちょっとありがちな最後かなと。とびきりキラキラな夢を描いておいて、最後はそれぞれの道に進む寂しさと現実を見せつける、矢沢あい先生の作品はそういうのが多いかも。

2015/06/22

[まゆ]

中学の頃読んだ時も今も、紫をつまらない女だと思ってしまう。紫の努力や成長が全然見られないからかな。矢沢あい作品のヒロインは依存体質・恋愛至上主義なタイプが多くて苦手…。でも絵が綺麗で、自分では選ばないだろう選択をしていくのが面白くて読んじゃう。ラストのモノローグは好きだけど、結局綺麗な女の子が勉強はだめだったけどモデルとしてそこそこ成功してイケメン医者と結婚しました！って話なのよね。関係ないけどとにかくケンちゃん、ツトムが好き。

2016/10/17