Marieの奏でる音楽

著者名：古屋兎丸

太田出版（2016/07発売）

• ISBN：9784778322755

内容説明

■「ひさびさに読み返してみたら、自分でも泣いてしまいました」――古屋兎丸■
壮大な世界観で紡がれるファンタジーの名作が全１冊に。
最後の一章まで読み終えたとき、崇高な愛の物語が立ち上がる――。

空に浮かぶ大きな女神マリィに守られた”ピリトの地”。
工房のまちギルに住む少女ピピは、この地に満ちる音楽をただひとり聞くことができる少年カイに、一途な思いを寄せている。
『ライチ☆光クラブ』『インノサン少年十字軍』『帝一の國』など数々の傑作を生み出してきた古屋兎丸の原点となる作品がついに復刊！■「ひさびさに読み返してみたら、自分でも泣いてしまいました」――古屋兎丸■
壮大な世界観で紡がれるファンタジーの名作が全１冊に。
最後の一章まで読み終えたとき、崇高な愛の物語が立ち上がる――。

空に浮かぶ大きな女神マリィに守られた”ピリトの地”。
工房のまちギルに住む少女ピピは、この地に満ちる音楽をただひとり聞くことができる少年カイに、一途な思いを寄せている。
『ライチ☆光クラブ』『インノサン少年十字軍』『帝一の國』など数々の傑作を生み出してきた古屋兎丸の原点となる作品がついに復刊

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[阿部義彦]

大好きな兎丸先生の長編が今まで上下の分冊だったのが新装版として一冊にまとまりました。私も（上）までしか読んでなかったのでこれで全貌を知りその物語に圧倒されてやはり切なくて涙です。文明そして感情や欲望の抑止力としての神の存在。選ばれし聖痕を持つカイと言う男の子。カイだけには女神としてMarieが存在するがそもそものカイの出自とは、またカイを愛するキュートな娘ピピのなんと魅力的な事。そして細密な絵柄歯車だけで何百個描いたのでしょうか？気が遠くなりますよねー。作者も後書きで書いてますが今だからこそ読んで欲しいな

2016/04/25

[しましまこ]

スゴイ世界感だ！

2017/02/05

[chris the bookwalker]

うわ！これスゴイ名作！この作者さん、もともと好きなんだけど、この本は絵のタッチも物語の空気感もいつもと違っていて、これもまた良い。独特な建築物や衣装が素敵。そして最後に明かされる真実が、あまりにも衝撃的！この世界観も衝撃の結末も、それぞれ新しいモノではないけど、合わせ技だから驚愕した。マリーの音楽に包まれたホンワリした世界に住みたい。

2016/07/22

[仮面堂]

スキマの期間限定で読了。紙媒体で手元に置きたい。

2017/12/02

[shonborism]

復刊につき再購入。美しく切ない物語。兎丸さんの作品群で一番好きな作品。

2016/05/04