内容説明
レベッカが教師をしている寄宿学校で、母親を亡くして間もない女子生徒が騒ぎを起こした。ロンドンから父親が呼び出されるが、現れた彼を見て、レベッカは息をのむ。ニコラス・ナイト――!16歳のとき、初めての愛を捧げ、傷つけられた相手……。ということは、ニックはあのとき私たちの仲を裂いた女性と結婚し、娘を授かっていたのね……レベッカの心の傷が、再び疼いた。ところがいまや大富豪となったニックは、金の力にものを言わせ、レベッカに仕事を辞めて、娘の家庭教師にならないかと持ちかける。もちろん、ロンドンの彼の屋敷に住み込みで。
■ニックの提案は、娘の家庭教師にとどまらず、彼の愛人をも兼ねるというものでした。そうすれば、娘を側に置いて父娘の関係修復を図ると同時に、昔なじみのベッドの相手も同じ屋根の下に囲えると。なんという男の身勝手! レベッカが突きつけた答えは……?
*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
読み終えてみれば、17年前にヒロインはヒーローにきちんと問いただせば良かったし、ヒーローは女友達を選んどけば良かったねってことでした。17歳の娘が妊娠したっていうのに病院で検査もせず休暇に旅行に出るのも変だし、終盤はヒーローがいい歳こいて何してんだよって感じで17年経っても成長してないおっさん感満載で読み進める気が失せてきた。ヒロインも自分から惨めになる必要はなかったし、どちらも成長のないまま時だけが過ぎて、過ちから生まれたヒーローの娘だけが成長していたお話でした。2023/05/13