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内容説明
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法律を改正してまで建築した霞ヶ関ビルから40年。日本の巨大高層建設がここから始まりました。
柔構造の解析設計を使い、大型H型鋼やスリット壁を採用したりと、いまでは当たり前になっている多くの技術が、霞ヶ関ビルの開発時に生まれています。
セルフクライミング方式のタワークレーンも、安全な避難階段や防災センターでの集中管理方式も、ここからでした。
また、世界一の明石海峡大橋から10年。東京タワーは自立式鉄塔として世界一。新東京タワーは、当然この記録を塗り替えます。
ところがドバイには800m級の世界一となるビルが建造中です。世界に名だたる巨大高層建築物には、ケタ違いの知恵と技術と資金が投入されています。
建築に秘められたエピソードからして、おもしろさは常識外れ。
本書は、いくつもの巨大建築プロジェクトに関わった著者が、過去から現代に至る巨大高層建築の謎に迫ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこしま
26
東日本大震災前の刊行なので、長周期地震動の旨が述べられてないため、簡単に「スゴイよ」とは書けませんが、参考になるかとは思います。建築の中で一番難しいのが、断トツで構造でしょうね。生命に関わりますので。この本の面白さは写真が多いことと図解の多さでしょう。卒業研究のためにNEC本社ビルを訪問させて貰いましたが、何故か大きな穴があると思えば、構造を計算しての風通しだったんですね。免震装置を儲けたとしてもランドマークタワーの上は風だけでも揺れます。高さばかり競って意味あるかな?という疑問も心の中にあります。2015/01/25
yk
5
なんか思っていたより全然おもしろかった!霞ヶ関ビルがなかったらどうなっていたことやら。。。知らないことがたくさんですごい勉強になった。高層ビルの構造、鉄について、風の対策としての制振装置、柱のない巨大建造物、ドーム、橋などなどなどなど!でも知らないことだらけで全部覚えられないよ!2015/02/21
かめぱぱ
4
図書館借り。小説ばっかじゃ栄養偏るかな…ということで。平易な文で読みやすい。なるほど〜って、結構面白かった。2016/12/07
のぞみ
4
技術であり芸術。空にあこがれ海にあこがれる人が、建築を通してそれらとのかかわりを深めていく。2011/12/25
erie
3
建築や工学の基礎知識がないのでちょっとわかりにくいところはあった。しかしトピック的な入門としてはとても良いと思う。自然災害を防ぐための工夫や利用した原理の解説が面白く(知らないことばかりだった)、図入りでわかりやすい。風はあなどれない。機能的な工夫だけでなく歴史やデザインについてもそれなりにページが割かれている。建築関係者のエピソードが所々で涙をさそう。2018/06/14
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