講談社学術文庫<br> 女官 明治宮中出仕の記

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講談社学術文庫
女官 明治宮中出仕の記

  • 著者名:山川三千子【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 講談社(2016/07発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062923767

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内容説明

明治天皇と昭憲皇太后に仕えた女官の手記。華族・久世家の長女、三千子の見聞は、宮中のしきたりや天皇皇后の実像を生々しく伝える。数十人にのぼる女官のさまざまな職名と仕事、天皇自らが名づけた源氏名とニックネーム。「雀」と呼ばれた三千子は、天皇皇后の睦まじい様子に触れ、女官たちに気安く声を掛けて写真をねだる皇太子(大正天皇)に戸惑う。さらに、「俗の言葉でいえばお妾さん」である権典侍と、皇后の関係とは――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

65
明治42年から大正3年まで宮中に出仕していた山川三千子さんの手記。晩年の明治天皇の様子や、彼女が敬慕した昭憲皇太后の人柄などがよくわかりました。それにしても典侍、権典侍など女官ばかりの世界は、人間関係が相当きつそう。妬みや嫉みが横行し、意地悪もされる。相手の名前をはっきり書いてある場合もあれば、権典侍に睨まれた等ぼかしてある場合もありました。はっきり書けないということは、あの人かな?などと色々想像しつつ読みました。既知のエピソードもありましたが、この本が元ネタだったんですね。面白かったです。2018/02/17

ばう

48
★★★明治天皇とその皇后に仕えた女官の手記。ベールに包まれた宮中での両陛下の暮らしやそのお人柄が如実に語られています。女官といっても両陛下のお世話を直接する彼女達は皆華族の女性ばかり、その暮らしぶりは下々のものの理解の範囲を越えていてこんな事まで書いていいの?と思う様な事まで書いてあり実に興味深く読みました。著者は18歳で宮中に上がりますが、文章からはただの華族のお姫様ではなく、活発で自分の意見をしっかりと持った女性という印象を受けました(特に大正天皇皇后両陛下についての記述は中々辛辣)。2019/06/17

崩紫サロメ

47
華族の娘に生まれた著者は18歳から23歳までの間、明治天皇の皇后(後の昭憲皇太后)に女官として仕える。宮中でのことは門外不出であったが、1960年に本書を刊行し、衝撃を与えたという。年中行事(ひな祭りには宮城にデパートが来る)や食事(京都の人は西瓜が好き)、装束(割と洋服を着ている)などの記述、『枕草子』を思わせるような昭憲皇太后への思慕、また端々に見られる大正天皇への嫌悪(何度もつきまとわれた)など、大胆な内容も含まれる。いろいろな意味で興味深い。2021/05/10

ワッピー

37
読書会(和宮様御留)の参考にする予定だったものの、予約が立て込んで当日には間に合わず、今になって読了しました。明治天皇と昭憲皇太后に仕えた女官の回想記。御所内の日課や年中行事、職掌や局の人間関係、多忙な天皇と皇太后の仲睦まじい様子、天皇が御所で飼われていた2匹の犬(六・花)の話、滅多にない外出時の楽しみなど、生き生きと伝わってきます。変革期の御所というかなり特殊な環境ではありますが、その中で明治天皇が人について細々と心遣いをされていたことも知りました。「和宮様御留」で垣間見た世界を広げることができました。2019/09/01

まりお

37
宮中に仕えた華族の山川三千子さんが綴る、宮中での生活。女官の職名と源氏名、朝から就寝までの仕事、年中行事、建物の様子から、天皇と皇后の関わり合い、上下関係の厳しさ、明治天皇崩御の様子などを紹介。仕えた者しか見ることが出来なかった「宮中」を仕えた側から綴るため、当時の様子が著者の目を通して読むことが出来る。外出するのにも大衆の目を気にして、宮中では上司の目を気にしなければならない。とても窮屈な世界であった。2017/01/15

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