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内容説明
夏休みに、さかあがりの宿題がでた。友達のさとしと一緒にさかあがりの練習をしたけれど、一度もできなくてさとしに八つ当たりしてしまった。もうさかあがりなんて、どうでもいいやって思った。練習なんかするもんかって思った。次の日、友達がプールに行こうと誘ってくれたけど、行かなかった。お父さんが心配して「さかあがりはできた?」と聞いてきたけど、適当に答えることしかできなかった。でも、心のどこかでずっとさかあがりのことが気になっていた。さかあがりなんてどうでもいいはずなのに、気がついたらぼくは公園に向かって走っていた。公園のてつぼうを見て、もう一度さかあがりの練習をしようと思った。すると、そこにさとしが来てくれた。さとしのお兄ちゃんから言われたコツを頭に入れながら、必死に何度も何度も地面をけって練習をした。すると、重かったおしりがすっと軽くなって……。努力することの大切さを描いた幼年童話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆか
30
読友さんの感想を見て。私はこのゆうたくんのように、逆上がりだけができないのではなく運動全般ができない子でした。そして、ゆうたくんの友達さとしくんがいつも練習に付き合ってくれたように、私も友達に手伝ってもらって6年生でようやくできたことを懐かしく思い出しました。さとし君が押しつけがましくなくとてもいい。だから、後半のパパの登場はいらなかったと思う。親はもっと遠くで見守るだけでいい。本当は逆上がりできなくたってこれからの人生にどうってことない。努力が報われないこともある。ということも、子供に私は伝えたい。2014/07/16
たまきら
28
さわやかな一冊です。娘もずっとずっとできませんでした。それが、体育教師を退任後、児童館で勤務している方に10分教わったらすんなりできるようになったんです。彼のおかげで今では娘の得意なものは鉄棒!そんなことを思い出しているのかな?楽しそうに読みふけっていました。2021/02/09
刹那
16
さかあがりコツを掴むまでは本当に、難しいですよね〜(´°ω°`)↯↯ 出来ない時のイライラモヤモヤめーちゃ分かります!2017/08/29
Naomi
15
地元図書館の返却棚で目に留まって、その場で読んでみた。夏休みの宿題になった、逆上がり。夏休みがあと少しに迫った日、ゆうたは宿題をしていないことを思い出した!何度 挑戦してもなかなかできない。あきらめたけれど、やっぱり気になる。逆上がりができないゆうたの心情が丁寧に描かれていて、どんどん読み進められた。小学校低学年にオススメかな。2018/07/04
縞子
13
最近さかあがりが出来るようになった息子。休みの日に練習していた時は全然だったのに、友達が出来ているのを見て、学校で頑張ったよう。友達の存在というのはやっぱり大きいなぁ。何度やっても、まだできない。主人公のその気持ちに深く共感。2021/12/14
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