角川文庫<br> 妻と共に生きる

個数:1
紙書籍版価格
¥460
  • 電子書籍
  • Reader

角川文庫
妻と共に生きる

  • 著者名:三浦光世【著者】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • KADOKAWA(2016/07発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041437209

ファイル: /

内容説明

病気見舞いという初めての出会い、二人で語った将来の夢、結婚、「氷点」入選による生活の激変、妻の執筆を支えるための自身の退職。著名な女流作家の夫という立場を超え、精神の奥深くで理解し合い、絶えず手を取り合って共に苦難を乗り越えた夫婦の歩みを、衒いのない文章で綴る。誠実な愛あふれた珠玉のエッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハンナ

26
三浦綾子氏の作家生活に伴い退職し、その生活を支えた光世氏。夫婦とは、どちらが家事をしても良いという考えは共感。やはり周囲からの意見はあったようだけれど、このお二人は夫婦というものを貫いているな…といった印象。病気からの奇跡的な回復、小説の入選、理想的な夫…。けれども、後に再び大病を繰り返した綾子氏には、やっぱり光世氏が必要だったのかと思う。 雑貨屋を営む際に、お酒の取り扱いを巡っては光世氏にも思うところがあってとのころで、納得しました。他の作品も読んでみたい。2015/02/20

やどかり

22
三浦綾子氏の夫光世さんの夫婦愛に溢れるエッセイだった。当時は作家の妻のために仕事を辞め、支えるという考え方には反発みたいなものもあっただろうが、2人にとっての最善の道を考えたに過ぎないところが素敵だと思う。出会いから今に至るまでを日記を読み返しつつ、思い出を語っている。三浦綾子氏がサバサバしていて、気持ちのいい人だったな。身体の弱いお互いを労わり合いながらの生活が暖かく感じた。2021/05/29

Midori Nozawa

11
三浦綾子さんは私の一番の愛読作家です。たくさんの蔵書の中から本書を選び、読了し、夫である光世氏のことを知りました。御夫婦で数々の名作を世に送り出したことが分かりました。お二人とも重い病気にもなり、それを克服したこと。綾子さんは誰にでも声をかけ、感情表現がとても豊かなひとだったと。私も少し共通するので、だから愛読するのかも知れません。氷点が懸賞小説一等入選に至るまでの雑貨屋経営時代の仕入れや売り物が板んでなかったかと電話で確かめねば気がすまない綾子さんの姿に誠実さを覚えました。2021/05/10

4545

1
作家・三浦綾子の夫による、三浦綾子との生活を綴ったもの。三浦綾子は何冊か読んだが、こんな大病していたり口述筆記で書いていたなんて知らなかった。三浦綾子のバイタリティもさることながら、夫の献身的な、まさに共に生きる姿には凄いものがある。しかし、光世の務めていた営林署って、こなんなにポコポコ休んで良かったのだろうか。時代によるものかな。2014/05/25

めぐ≠かのん

0
再読。光世さんが綾子さんのことを可愛い可愛いと思ってるのがバシバシ伝わってくる本。綾子さんの一連の自伝よりもラブみが強いのは、そもそも結婚なんてするもんかって思ってた頃からの反動かしら。書き取り競争みたいな、側から見たらくだらないかもしれない遊びを夢中になってやれる関係性って、大事よねえ。2020/03/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/599532
  • ご注意事項