文春文庫<br> 一〇〇年前の女の子

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文春文庫
一〇〇年前の女の子

  • 著者名:船曳由美
  • 価格 ¥815(本体¥741)
  • 文藝春秋(2016/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167906634

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内容説明

「わたしにはおっ母さんがいなかった」

明治四十二年、上州からっ風の吹く小さな村で生まれた母テイは、米寿を過ぎてから絞り出すように語り始めた――生後一か月で実母と引き離され、養女に出された辛い日々を。そして故郷をいろどった四季おりおりの行事や、懐かしい人びとを。

新緑の茶摘み、赤いタスキの早乙女の田植え、家じゅうで取り組むおカイコ様。
お盆様にお月見、栗の山分け、コウシン様のおよばれのご馳走。
初風呂と鮒の甘露煮で迎えるお正月様。
農閑期の冨山のクスリ売りと寒紅売り、哀愁のごぜ唄。
春には雛祭りの哀しみがあり、遊郭での花見には華やかさがあった。

語る母、聴き取る娘。母と娘が描きあげた、100年をけなげに生きた少女の物語は、色鮮やかな歳時記ともなった。

2010年に刊行以後、さまざまな新聞・雑誌に書評が掲載され、NHK「ラジオ深夜便」での、著者の「母を語る」も評判となった。多くの感動と共感を読んだ物語の待望の文庫化。新たに、足利高等女学校の制服姿のテイや家族写真、また新渡戸稲造校長の女子経済専門学校での写真などを掲載。解説は中島京子。

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