内容説明
統計に詳しくなくても大丈夫!
要点を把握して四則計算ができれば
優れた論文は見分けられる!
情報も論文も毎週山のように増えていきます。
しかし、単にp<0.05を判断基準にするなら、20本に1本は間違った結論の論文を読まされることになってしまいます。
臨床上の疑問を解決するのに真に役立つ論文を探すことは、科学的に読むに値しない論文を捨て去る技術でもあるのです。
本書は、医学生と初期研修医を主な読者対象にした医学論文の読み方の入門書です。
これさえ読んでおけば、NEJM、JAMA、BMJ、Lancetなど医学雑誌に掲載される論文がどのくらい重要な研究なのか分かるようになります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうへい
0
論文などを読むための本ですが。 研修医、学生には必読の本だと思っています。 読み方を知らないまま育ってしまった医師にはみんなに読んでほしい。
maa
0
論文の価値を見抜くための基礎知識の本。検索方法、論文の種類ごとのチェック項目が記載されている。例えば論文の方法の項目のチェックリストではどうやって参加者を募集したか、組入れ基準除外基準は、参加者は現実的な状況で検討されたか、研究デザインは妥当か、シンプルな介入試験の場合、代用エンドポイントは適切か、レビューはどんな場合にシステマティックなのか(複数の論文の要約)、などチェック項目が具体的である。論文は読むだけで理解した気になるのではなく、評価し、臨床的な疑問に答えてくれるのか検討することが必要。2025/01/01